ヒステリックパニックの恒例の新年あけおめ名古屋デカ箱ライブ、ULTIMATE BATTLE TOUR 2019-2020 1/4名古屋ダイアモンドホール公演に参戦してきました。
2019年も2020年もライブ初めはヒスパニです。名古屋じゃないけど愛知県民として誇らしい限り。
とはいえ、元日に$EIGOさんの脱退が発表されたりと、ライブ初めという喜びよりもどんな心持ちでライブに行けばいいのかと不安のが強かったりもしました。
楽しみと不安と入り混じった、ヒステリックパニック「ULTIMATE BATTLE TOUR 2019-2020」1/4名古屋ダイアモンドホール公演ライブレポになります。
ライブレポ
本編
去年のZeppNagoyaは正直スカスカでしたし、今回のツアーは四日市も行ってきましたけどそこもギリギリソールド、みたいな感じだったのでこの日の動員もどうだろうなーと思っていたんですけども。
予想以上にフロアに人がしっかりいて、名古屋のヒスパニは思った以上に定着してきたのかななんて嬉しくもなりました。
お正月感満載のBGMを聴きながら開演を待ちつつ、いつもなら開演時間が守られないのも慣れたもんだし大して気にもならないけどちょっとこの日は気分的になかなかやきもきしちゃいましたね。
ちゃんと楽しめるのかなって不安が強すぎて、ホントにもうさっさと始まってくれってまるで拷問受けてる気分。そんなこんなで開演時間から10分ほど遅れてフロアが暗転しライブが始まっていきます。
ステージに一人ひとり登場してくるメンバーたち、まだちょっとテンションが上ってこないなってなかで、いつもどおり$EIGOさんが遊ぼうぜー!って言ってくれるのが頼もしすぎて、やっぱり今日楽しめるかも!って一気に気持ちを上げてくれました。
そして一発目は、そんな重くなりがちな雰囲気を一気にひっくり返すファッキンホット。思いっきり声の出せるこの曲が、本当に一気に空気を変えてくれたように思います。声の上がり具合が一発目から本当に凄かった。
そのままの勢いでうそつき。でWOD、ねこ地獄、Head Bang!でヘドバンの嵐を巻き起こしヲタク is ビューティフルでもまたでっかい声がフロアからは上がって。
新年の挨拶とお騒がせて申し訳ない、なんて話しつつ、おめでたい元日に話すのが一番ヒスパニらしいと思った、こういうときに一番ヒスパニの音楽が刺さるはず。このともさんの言葉に救われたというか、モヤモヤを抱えたままでもライブを楽しんでもいいのかななんて思えました。
そのまま明るい曲調のALIENSが始まり、ハッピーじゃないから手を叩くんだろ!?なんてLove it!の歌詞も引用して本当にヒスパニの音楽を刺しにきていて。
コールアンドレスポンスのパートでも$EIGOさんの脱退までもネタにして、本当に笑っていいんだか悲しいんでいいんだかわからないまま、そんな中でもただただライブは楽しくって。
死にたい!と叫ぶA:LIVEも、重たい愛を歌うガチ恋ダークネスも、たしかにどの曲も刺さりまくる。ふざけているようでヒスパニの音楽は本当に傷口にチクチク刺さってくる。
Shut upでピットで暴れまわって、辛くたって誰かが助けてくれるわけじゃないと続くNo Heroesもやっぱりぶっ刺さる。
暴れるのが間違いなくヒスパニへの感謝の気持ちだと思うし、そう思って自分もめいっぱいピットで飛び跳ねてやりました。ブレイクダウンの無音のところでハーコー勢の靴のキュッキュッいう音だけ響いてたのがめっちゃシュールでしたけど。笑
そして聴けると思ってなかった般若。音源よりも今のヒスパニが演ると音の強さが段違いでめちゃくちゃアガります。
般若のあとはショッピングおかだ。やめないかって話もあったけど、食い気味でやると応えたおかっちさん。こういうときだからこそ、ってのは個人的にも理解できるしやってくれたのはすごく良かったんじゃないかなと思います。
このライブがアルバムリリースツアーだってことはつい忘れちゃいそうになってたんですけども、初披露だって言われてハット思います&me。なんかね、この曲とはなかなか向き合えてないんですよね。なんで生きてるんだろうとか余計なこと考えちゃいそうで。
死ぬ気はないし死にたくもない、でもただ生き長らえてるだけなのかななんて考えると沼に嵌りそうだし、いっそ延命を続けてるだけでもいいのかななんて。前の四日市でこの曲を聴けなかったのは良かったかななんて思ってたけど、この日はここで聴けてよかったのかも、なんて思ったり。
それは次の曲がブラックホール・ベイビーだったからこそかなと思います。TRINITY RIOT以来に聴きましたけど、やっぱりこの曲はいい。本当に多くの人に届いてほしい。
続いてもまた初披露のやさしいせかい。このアルバム後半の流れが大好きで、それを順番まで再現してくれたのがすごい良かった。
その後ともさんに一言振られた$EIGOさん、湿っぽいことなんて言わずにただ今日を楽しみたい、お前らと優勝したいと続く優勝ファンファーレ。
クライマックスは近いのかな、なんて思いつつでも今日はワンマンだからまだまだこんなもんじゃ終われないよなと続くLove it!。本当にこの曲はヒスパニの代表曲っていってもいいくらいに成長したなと思う。
なんてったってラウドルではサークルピットで愛を叫んで、Purple Hazeでもライジングさんでもまだまだ暴れまわって。
君たちの支えが必要だ、そう言って続く弱虫ライオットは声を出さないなんてことはできなかったし、言葉だけじゃ伝わらないから音楽にしてんだ!って叫ぶともさんと、伝わるどころかぶっ刺さってくるぐらいなのがヒスパニの音楽で。
しぐなる、夢遊病、おわかれかいはもうエンドロールかってくらいにエモーショナルに感情をかき乱しくれちゃって、本当にどの曲も歌詞がザクザクくるんです。
本編最後のAM27:00 では、ラスト大サビ前では自分の位置からではリフト多すぎてステージは見えないほどだったんだけど、やっぱり辞めるのやめない?なんていうTack郎さんも、それを言われた$EIGOさんの顔もきっと見られなかったから、見れないくらいで良かったのかもしれないななんて今は思います。
アンコールのTeaRの歌詞もまだまだ刺さりまくるし、WiLLもやっぱり格別。最後は普段しないようなメンバー揃っての挨拶もしてくれて、ライブはめちゃくちゃ楽しかったけどやっぱり最後はちょっと悲しくもなっちゃいましたね。
たぶん、5人では最後の名古屋公演だったと思うので。
セットリスト
- 本編
- ファッキンホット
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うそつき。
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ねこ地獄
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Head Bang!
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ヲタク is ビューティフル
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ALIENS
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A:LIVE
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ガチ恋ダークネス
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Shut up
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No Heroes
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般若
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&me
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ブラックホール・ベイビー
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やさしいせかい
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優勝ファンファーレ
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Love it!
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なんてったってラウドル
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Purple Haze
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ライジングさん
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弱虫ライオット
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しぐなる
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夢遊病
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おわかれかい
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AM27:00
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ENCORE
- TeaR
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WiLL
ライブ終わって
2019年もバンドのメンバー脱退や活動休止・解散なんて話はいくらでもあって、でもわたし個人として好きなバンドではそういったものがほとんどなかったから、今回の件は思った以上にダメージでかかったです。
でも、名古屋のヒステリックパニックだといい続けてくれるヒスパニだから名古屋で気持ちを伝えたいと思ってくれた気持ちが嬉しいし、今はもうただただ解散という選択をしないでくれてありがとうと言いたいです。
$EIGOさんはツアー中はいるので、できればもう一度どこかに5人のヒスパニを観に行きたいなとは思っているので、なんとか都合つけて行きたいなと思います。
アルバムからまだ聴けてない曲いくつかありますしね。アウトレイジもSNSやめたいもまだ聴けてないぞ!
とはいえ2020年一発目のライブからもう忘れられないライブになってしまいました。しっかりと胸に刻んでいきたいと思います。
以上、ヒステリックパニック「ULTIMATE BATTLE TOUR 2019-2020」1/4名古屋ダイアモンドホール公演ライブレポでしたー。