2024年11月の良かったアルバム・EPを5枚紹介します!

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音源紹介2024年11月もやっていきます!

アルバム、EPから5枚をピックアップ、選考基準としては単純に良かったというのもそうですがわたしが紹介したいものを選んでいます

それではやっていきましょう!

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Sailing Before The Wind「Revised Seasons」

東京を拠点に活動するメタルコアバンドSailing Before The Windの新作EPです

突如のメンバー脱退の活動休止からの一転、不意をつくリリースとなった現体制最初のまとまった作品となりました

SBTWのEP作品はRevicedシリーズという過去から続くEP作品3作目で、あまりリリースの活発でないこのバンドからすると2024年はReviced Elementsに続く2作目という筆の速さに驚かされます

今作は全体的にメタリックなサウンドが強くなっており、特にボーカル面でスクリームの強靭さに加えてクリーンボーカルの入れ方など新体制を感じさせます

楽曲の構成面についても、どの曲も季節が移り変わるように展開していくのにすべて曲の長さが3分台というコンパクトさで、いいサウンドを作るというだけでなくしっかりとまとめあげるという楽曲制作の面でもさらなる進化を感じます

そんな中でも個人的イチオシ曲はM3「Monochrome Autumn」ですね、先行で配信された楽曲ですがアンニュイな雰囲気を感じるゆったりとしたイントロからSBTWのいいところ詰め合わせなメタリックに疾走していく超絶爽快ナンバーです

新体制のSBTW、個人的にも過去一で期待感を持っているのでここからのステップアップが楽しみです!

おすすめ曲

Monochrome Autumn

Invert Hourglass「Paradox」

新潟発のメタルコアバンドの1stアルバムです

大半をスクリームが占めるタフなボーカルスタイルながら、グルーヴの効いたヘヴィサウンドやエッジの効いた刻みに重なるエモーショナルなデジタルサウンドとよく融和しており、こういうタイプにありがちなどの曲も同じような印象を受けるということもなく、一曲一曲しっかりと個性が光っています

本当にこの流麗なピアノフレーズやエモーショナルさのあるデジタルサウンドはセンスがすごく良くって、サウンドは間違いなく激しいのについ引き込まれるキャッチーさがあります

また聴かせる部分だけでなく、腕をブンブン振り回せるモッシュパートも存分に詰まっているのでライブでの楽しみ方もイメージしやすいのも良いですね

わたし自身も今年はTen56.のツアーで一度ライブを観る機会がありましたが、荒い部分も感じるもののライブならではのパッションやサウンド面でも申し分なく、このアルバムがリリースされてから改めてライブを観たいなと思いましたね

クリーンボーカルがないタイプのバンドは過去を見てもなかなか国内シーンでは上がっていくのは難しいかもしれませんが、例えばこのサウンドにはクリーンボーカルは全然合うと思いますし、そういう意味でもまだまだ伸びしろがあると思います、これからが本当に楽しみなバンドですね!

おすすめ曲

Blind

Paradox

-真天地開闢集団-ジグザグ「Gran ∞ Grace」

今や完全にそのポジションを確立しているヴィジュアル系バンドの新作EPです

現行のヴィジュアル系バンドとしては圧倒的に成功しているバンドで各地の大規模フェスにも多く出演するなどシーンを超えた幅広い活動を行っています

ジグザグが支持されている理由の一つはそのコミックバンドにも通じるコミカルさにあるのは間違いないですが、一方で楽曲のセンスの高さや歌唱力、バンドのクオリティも相当にハイレベルです

ハードな曲はしっかりと攻撃的でかっこよく、和の要素も巧みに使いこなし時にダンサブルに時に楽曲の壮大さを演出するなど、まず前提として楽曲の質が高いからこそおふざけ要素を盛り込めるのだと感じます

そしてこのEPではそういったジグザグの魅力が存分に詰まっています

あらためてジグザグの多彩な音楽性、相変わらずの幅広いラインナップを感じられるお手軽に聞ける新たな名刺代わりの一枚ですね!

おすすめ曲

Schmerz

JAPPARAPAN ~Japanese Party~

POPPY「Negative Spaces」

USのソロシンガーの6枚目のアルバムです

POPPYは作品ごとに例えばkawaiiMetalだったりシューゲイズに寄ったりあるいはバンドサウンドから離れることもあったりとその時時に音楽性を変化させてきましたが、今作ではex)Bring Me The HorizonのJordan Fishが製作に関わったこともあり非常にモダンなヘヴィサウンドに仕上がっています

現行のモダンメタルコア、それこそ言うまでもなくBMTHなんかが好きな層にはめちゃくちゃ刺さりそうなサウンドで国内のラウドロックファンもきっと好きになるタイプの音楽性だと思います

一方でヘヴィな要素だけでもなく、ポップス要素もうまく溶け込んでいてヘヴィミュージックファン以外も引き込む音楽性の巧みさがあります

ポップに歌い上げるところもあればハイピッチのスクリームでゴリゴリに突き進む楽曲もあるなど、サウンドだけでなくあくまでやはりシンガーでありヴォーカル部分でも間違いないクオリティです

この作品、ヘヴィミュージックをポップな方向に突き詰めていったところの最終到達点というか、正直なところそれこそ国内のラウドアイドルにも影響を及ぼしそうなくらいの仕上がりじゃないかと感じています

Jordan Fishの手腕に驚かせられるとともに、間違いない2024年の重要作と言えそうです

おすすめ曲

The cost of giving up

They’re all around us

crystallized

VOLA「Friend of a Phantom」

デンマークのプログレッシブ・メタル・バンドの4枚目のフルアルバムです

プログレッシブではあるものの複雑すぎないサウンドに絡まるエレクトロサウンドが非常にキャッチーでめちゃくちゃ刺さりました

ヘヴィなパートはDjent以降のプログレッシブメタルの影響を感じるものの音圧を重視したものでもなく、歌唱面でも部分的にスクリームもあるものの、基本的にはクリーンボーカルで歌い上げるスタイルで楽曲はアーティスティックでドラマティックな美しい仕上がりになっています

そんな中でもやはり強烈なインパクトがあるのがM1「Cannibal」ですね、featに参加したIN FLAMESのヴォーカルAnders Fridénの喉から捻り出すようなグロウルが楽曲のアクセントになって盛り上げています

メタルが多くの音楽と繋がってきた歴史があるからこそ、それらを下地にしたまさに現代のプログレッシブメタルという感じでとても新鮮さを感じました

来日がどれだけ期待できるかちょっと読めませんが、ぜひ生で観たいバンドですね!

おすすめ曲

Cannibal (feat. Anders Fridén & In Flames)

Break My Lying Tongue

Paper Wolf

まとめ

気づけば11月の新譜をまとめているということで1年のは早さを感じてしまいますね

相変わらずといいますか、年の後半になればなるほどなぜかいい作品が出てくるので紹介する側としても身が入ります

2024年もあと少し、残りも楽しんでいきましょう!

以上、2024年11月の良かったアルバム・EPを5枚紹介します!でしたー!

それではまたー!

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