SiMのWALK THE TALK -CHAPTER.1-10/22名古屋ダイアモンドホール公演に参戦してきました!
今回のライブは今年5月のツアーでの年内に名古屋でもう一本やリてぇなぁというMCが発端になったライブで、有言実行を体現してきたSiMだからこそのプレミア感ある特別な公演。
いやもうね、5月のライブに参戦できてさらに今回のライブにも参戦できるというのがめっちゃ感慨深い!
まぁ今年はもう名古屋の予定ないとか言ってたわりには11月にCrossfaithのゲストだったりメリロでも来てくれたりするみたいなんですけど、それはそれ。SiMが主役のライブはまた別格ですからね。
ということで今回はSiM「WALK THE TALK -CHAPTER.1-」10/22名古屋ダイアモンドホール公演ライブレポ!です。
BACK LIFEライブ感想
今回のライブは、対バン相手としてBACK LIFTが出演してくれました。
まずはBACK LIFTのライブの感想からいきます。
ライブ本編
開演時間が近づいてきて、BACK LIFTのライブ開始前からすでにフロアはぎっしり人が詰まった状態に。全開のNOISEMAKERのときはここまでお客さんがまだ入っていなかったので、このあたりはさすがの地元パワーですね。
開始時刻になり登場するBACK LIFTメンバーたちと、それを出迎えるフロアには大量のリフト。そのまま演奏が始まり、一気に暴れだす会場。
いやね、BACK LIFTのライブはわたしは結構後ろの方で観てたんですが、スタートからもうめちゃくちゃ盛り上がってたんですけども、冷静に考えてこのライブにきてるBACK LIFTファンがこれだけいるのって凄いことだと思うんです。
もちろん、SiMもBACK LIFTもどっちも好きだって人もいるんでしょうけども、それでも対バン相手BACK LIFTだって紹介されたのってたしかかなり後の方だったので、チケットを確保してBACK LIFTを応援しにきてるファンたちは凄いなぁなんて思ったわけです。
今回の対バン相手に決まった経緯として、5月のツアーのときにたまたま遊びに来ていてそのときに出る?って聞かれてそのまま承諾したなんて話をMCでは話したりして、あのときにその場で会場をブッキングしたSiMもさることながら対バンを引き受けたBACK LIFTもホント半端ないです。
ライブは後半になるにつれてさらに激しさは増していき、会場も最後にはかなり後ろの方まで巻き込んで盛り上がっていました。
BACK LIFTの音楽性ってベースはメロコアで基本的には速い曲中心ではあるもののただそれだけではなくって、ゆったりめの曲もいくつか演ってくれたんですけども、テンポは緩やかでもしっかりと体を揺らしてくるようなリズムだったりグルーブがしっかりと効いてて、どの曲もホントにしっかりノレる感じでしたね。
特別なライブの対バン相手にふさわしい、どこを切り取ってもホントに気持ちいいライブでした。ストレートなメロディックパンクってスカッとしますね。
セットリスト
BACK LIFTのセットリストは以下の通りでした。
- This is myself
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HUNGRY
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Show Me Your Roots
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morning
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GO OVER
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LIFTING ME UP
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Because of you
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You’re A Fool
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Hate
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NEVER SAY DIE
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Catch
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with you all the time
やっぱりメロコア系の曲って一気に駆け抜けるような曲が多いので、持ち時間40分程度とは思えないくらいたくさん曲数を演ってくれましたね。
SiMライブ感想
ライブ本編
BACL KIFTのライブが終わり、転換の小休止。待ってる間に気づいたんですけども、今回のダイアモンドホール、柵がなかったんですよね。
5月のツアーの時は柵はあったので今回はあえて取り払ったんでしょうけども、個人的にはこっちのがいいですね。CrossfaithのNITROPOLISのときも柵はなかったですけどいい感じに快適でしたし。
サウンドチェックが終わり流れ出すサイレンの音と登場SE。SiMのライブはまずはGet up, Get upからスタート。メタリックでヘヴィなサウンドに思いっきり会場が揺らされ、サビでは一曲目とは思えないくらいにフロア全体から大きな声が上がって。
続いてのAmy。いやー、もうこの二曲の流れがめっちゃ良すぎて、序盤からガンガンに体を動かされちゃいますね。
さらにはプレミアライブらしい、古い曲からSet me freeにANTHEM。このあたりの曲ってまさにSiMの掲げるレゲエパンクの王道って感じで、ライブでめちゃくちゃ聞きたかった曲だったのでホントに嬉しい。
paint blue skyではレゲエのノリ方講座。レゲエはノッていくというよりも音の中を泳ぐように楽しめと。SiMのライブらしく、ガンフィンガーが会場中から挙がる光景はロックバンドのライブらしからぬ感じで、そこがむしろSiMらしい。
I HATE Uまでそのまま突っ走り、カミカミのMCを挟んでのJACK.B。いやいや、MC噛んだことをうまく使って次の曲早口だけど噛まないかなぁなんていいながらの曲フリはちょっと反則気味。笑
SiM屈指の暴れ曲のひとつだけあってJACK.Bの盛り上がりはさすがの一言。
MCでは、普段フェスなんかで観るSiMとは違って感じるかもしれないけどでもそれも含めてSiMだしだからこそ愛されてると思う、なんてことをMAHさんが言ってたけど、これはホントにそのとおりで。
ただ激しいだけのバンドだったらわたしもここまで好きにはなってなかっただろうし、いろんな面があるんだけどでもどこを切り取ってもかっこいいのがSiMだと思うんですよね。
特に次の曲のThe Sound Of Breathなんかはそれがよく表されてると思うんですよ。ゆったりとしたレゲエのグルーブと切ない感じだけど前向きに力強く激しく。ホントにSiMらしさの詰まった曲だと思うんです。
ここからはライブも後半戦、たたみかけるような定番曲のオンパレード。MAKE ME DEAD!でフロアがぐちゃぐちゃになって、GUNSHOTSで飛び跳ねて踊り回って。
今回のライブでちょっとわかったのが、GUNSHOTSのモンキーダンス苦手だったんですけど、わたしの身長で手上げてモンキーダンスすると前の人の頭とかにガツガツ当たるからなんだなーって。控えめに手を振って踊ってました。笑
この後の、終盤に差し掛かってのMAHさんのMCがすごく印象的で。過去も未来も頭の中にあるものでしかなくって、確実に存在するのは今しかなくって次だとかその先だとかはないかもしれないから、その今に全力で向き合ってほしい。
ざっくり要約するとこんな感じでしたが、今年は日本全国をみても多くの災害があっていろんなフェスやライブが中止になって、他にもホルモンのように不意に活動できなくなるようなこともあるかもしれない。それはアーティスト側だけじゃなくってわたしたち自身にも言えることで。
いつも以上に思いっきり楽しんでやろうってここにきてさらに気合が入りましたし、ましてや次の曲がKiLLiNG ME。会場中がMAHさんの言葉に応えるように、ここにきての盛り上がりがもうホントに半端ない。
Blah Blah Blahと続き、本編の締めはf.a.i.t.h。MAHさんのいつものフリからフロアが真っ二つに分かれてのウォールオブデス。最後まで熱量上がりっぱなしのライブでした。
アンコール
本編が終わり、フロアから上がるアンコール。それに応えて出てきてくれたSiMメンバーでしたが、アンコールやるかどうか結構迷ってたみたいで。
というのも、今この瞬間に全力をだせ、みたいなこと言ってアンコールやるのもどうなのみたいな感じになっちゃってなかなか出てきにくかったみたいな。本来ならアンコールでやる予定だったf.a.i.t.hも勢い余ってやっちゃったからもうどうしようみたいな。
ちなみにメンバーみんなに一言を求めてからの特にないでーすは5月ではやってなかった気がします。笑
そんなこんなでメンバーみんなで話し合うことになって急遽予定にはなかった一曲追加で演ってくれることになり、なんかPAさんがちょっと煽られたりもしながらアンコールの曲がスタート。
MAHさんの腕を時計の針のように回すポーズからまずはFaster Than The Clock。メタリックな疾走ビートに乗っかってのサークルモッシュ。
柵がないとサークルなんかはすごく動きやすくていいんですけど、前に後ろにとふっ飛ばされまくるのでいつも以上にめちゃくちゃ疲れちゃってて体力的にはほぼ限界。
それでも最後の力を振り絞ってラスト一曲WHO’S NEXT。目まぐるしく展開の変わるSiMの楽曲の中でも屈指の人気曲でしっかりと締め、この日のライブは終了。
明らかに特別な名古屋の夜は期待をしっかりと上回ってくれる、参加できたことがホントに嬉しくなるライブでした。
セットリスト
今回のSiMのセットリストは以下の通りでした。
- Get up, Get up
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Amy
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Set me free
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ANTHEM
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paint sky blue
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I HATE U(It’s Not A Play On Words)
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JACK.B
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The Sound Of Breath
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MAKE ME DEAD!
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GUNSHOTS
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KiLLiNG ME
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Blah Blah Blah
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f.a.i.t.h
encore
- Faster Than The Clock
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WHO’S NEXT
序盤は旧譜多めで、来年のツアーのCLASSiCKSの前哨戦ともいえる選曲で、聴きたかった曲多めだったのでめちゃくちゃ嬉しかったですね。
後半は定番曲をしっかりと揃えてくれていて、ホントに隙のないセットリストでしたね。
個人的には初期のレゲエパンクよりも最近のメタルコアな曲のが好みではあるんですけども、ライブで聞くとレゲエテイストの曲ってまた違って聴こえるのでこれはこれですごくいいんですよね。
次のSiMのライブが待ち遠しくなるライブだった
いやーなんというかね、今回のライブはホントに次のライブが楽しみになるような、そんなライブでした。
今回のライブが物足りなかったとかはまったくなくって、むしろ満足感しかないんですけども、だからこそまた観に行きたくなるというか。
MAHさんが言っていたように次はもしかしたらなくなってしまうかもしれなくって、そう思うと自分が観られる可能性のライブは全部観にいきたいと思っちゃいますし、そのたびに素晴らしいライブを魅せてくれるんだろうなって確信めいたものがあります。
CLASSiCKSもチケット取れるかはまだわかりませんけども、しっかりと狙っていきたいですね。今回のWALK THE TALKも抽選外しまくって一般でなんとか取れたってレベルだったので次も気合い入れていかないと……。
まぁその前にCrossfaithのゲストで観られますし、メリロも今のところ行けるかどうかわからない感じですけど行きたいとは思っていますのでまだまだ今年だけでもSiMを観られる機会はありそう。しっかりどのライブもその瞬間を楽しんでいきたいですね。
そんな感じで、以上SiM「WALK THE TALK -CHAPTER.1-」10/22名古屋ダイアモンドホール公演ライブレポでしたー。