04 Limited SazabysのSOIL tour2018の岐阜Club-G公演に参戦してきました。
愛知からしたら岐阜は隣の県ですし実質地元みないなものですし、今回いつもより少しだけ足を伸ばして岐阜公演への参戦を決めました。
SOIL tourの第一部にあたる2018年のツアーは小規模の会場をゲストありでまわるという形式のもので、今のフォーリミをこれだけ狭い箱で観られる機会もかなり貴重だよなーというのも参戦理由のひとつ。
ということで04 Limited Sazabys「SOIL tour2018」11/11岐阜Club-G公演ライブレポです。
Track’sライブ感想
今回のゲストは名門インディーズレーベルTHE NINTH APOLLO所属のTrack’s。
メンバーがもうすぐ成人式だとかいうわけのわからないくらいにめちゃくちゃ若いバンドですが、名前を聞く機会も最近は多く人気の出始めているバンドって印象があります。
YouTubeなんかで視聴してみましたが、いい意味でハイスタっぽさを感じるメロコアバンドって感じでしたね。ライブではどうなるか、楽しみでした。
ライブ本編
披露された楽曲はどれもテンポの速い曲ばかりで、ホールではモッシュダイブなんかも頻繁に起こっててかなり盛り上がっている印象。
ストレートなメロコアナンバーはわかりやすくノリやすいですし、わたしみたいにほぼ初見でも曲を全然知らなくても楽しめる感じだったなーと思います。
単純に気持ちいいですよね、若さもあるんでしょうがすごく勢いは感じました。
一方で、曲ごとのカラーというか、メロコアあるあるではあるんですけどもどの曲も似たような印象になっちゃうんですよね。
ライブでは速い曲をガンガンやれば盛り上がるんだろうしゲストとして出演するときなんかはそれでいいんでしょうけども、いざ楽曲の質で勝負するとなるとまだちょっと勢いだけになっちゃってるのかなーって。
もちろんまだまだこれからのバンドなのはわかってますし、これからもどんどん力をつけていってもらってそのときにまたライブを観たいなーって思いましたね。
全体的な印象は良かったですし、これからもっと良くなっていくバンドなんじゃないかな。なによりもフォーリミがツアーのゲストに呼んだバンドですからね。
セットリスト
Track’sのセットリストは以下の通りでした。持ち時間は30分程度。
- Before the night ends
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Silly man
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Faraway country
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Diva
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Like a course
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GreenHouse
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The last day of my life
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Magic
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a secret
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Daydream
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Special idea
04 Limited Sazabysライブ感想
ライブ本編
Track’sのライブがおわり転換に約30分程度。ステージ上のスタッフさんがPAさんに○の合図を送ったあたりでそろそろ始まるかなって空気になってきました。
会場が暗転、いつものSEとともに登場するメンバー。さすがのステージの近さ。普段は最低でもZeppクラス、フェスなんかでも一番大きなステージで演ることが多いフォーリミをこの距離で観られるのがどれだけ貴重なことか。
GENさんはいつもの水色のベースではなく卸たてのオレンジのベースを携えて、立ち姿がまたいつもと少し違って見えますね。
そしてはじまる一曲目はまさかのMilestone。これはかなり意外でしたね、なんとなくアルバムと同じ流れでMessageからくるんじゃないかなーとか思ってましたけど、それ以上に一曲目にMilestoneがきたことに驚きました。
MilestoneはMonolithの続きにあたる曲とメンバーが言っていたように、新しい曲なのにメロディがすごく馴染むんですよね。一気に会場が盛り上がったところで続いてfiction。
アルバムのツアーということもあって最初はアルバム曲中心に並べてくるかなーと思ってたところで定番曲をぶっこんでくるあたり、いい意味でいつもどおりのフォーリミのライブだなーって。同様にフロアもいつもどおりのキラーチューンにノセられてモッシュダイブも起きまくりで、こちらもこちらでいつもどおりのしっかりとした盛り上がり。
このあとのMy HEROもはや定番曲といってもいいんじゃないかなというくらいにライブのたびに演奏されている印象で、演奏もフロアのノリもかなり洗練されてきていますよね。
Brain SugarではHIROKAZさんがクラップを煽ったりしていて、フロアを煽る役目はいつもはRYUTAさんでHIROKAZさんは演奏に集中しているって感じだったので、いい意味でバンド全体に余裕がでてきているんじゃないのかなって思います。ましてやこの曲ってギターフレーズが印象的ですし一気にHIROKAZさんの曲って感じになりましたね。
RYUTAさんの煽りからのChicken Race。なんというかRYUTAさんに煽られるとフォーリミのライブにきたなーってなりますね。安定感がある。
この日の朝はちょうどJAPAN COUNTDOWNでフォーリミの特集があった日で、フォーリミって呼ばれるのはちょっと恥ずかしいなんてことも言ってたんでこうやって煽ってるのはちょっとおもしろかったり。
KitchenではRYUTAさんがフライパン振り回したり、GENさんが受け取ったフライパンを雑に投げ捨てたりとコミカルな導入をはさみつつ楽曲が始まれば思う存分に飛び回れる気持ちのよさ。この曲はライブだと楽しくなるだろうなーと思ってましたがしっかりと期待に応えてくれましたね。
GENさんがRYUTAさんのコードミスを指摘する小芝居からのGalapagos。遊び心が詰まったこの曲ですがライブではまた違ったテイストにアレンジされていて、今後のライブでもどういう風に演られていくのか楽しみになりますねこれは。しっかり暴れられる曲なのもいいですよね。
RememberからのNow Here, No Whereは、なんかサラッと始まったけどここの流れ最高でした。特にNow Here, No Whereはめちゃくちゃ好きな曲なのでライブで聴けるのはすごく嬉しい。
さらにここからMonolithに繋げちゃうもんだからもはや悶絶モノ。
mahorobaで空気が少し変わったところでメンバーが楽器を持ち換え、とうとうきたかという気持ちで迎え撃つAlienとUtopia。。アルバム発売後のインタビューなどでこの二曲はドロップチューニングなので楽器を持ち換える必要があるという話をしていたので、ここの楽器の持ち換えだけでもうめっちゃテンション上がりましたね。
フォーリミ史上でも最もヘヴィなこの二曲はライブだとヤバイだろうなーなんて思ってましたが、RYUTAさんがサークルを煽ってきたりとメンバーからも思いっきり激しくしていこうのが伝わってきて、フォーリミは10年経っても全然落ち着こうなんて気がないどころかガンガン突っ込んでいきますよね。
MCではめっちゃ毒はいたりKOUHEIさんいじったりとかしながらも、難波さんのお子さんがフォーリミの曲を学祭で演ってくれたなんてこっちも嬉しくなるような話をしてくれて。
フォーリミは自分たちだけじゃなくってロックシーン全体のことをかなり考えているバンドで、たとえば主催フェスYON FESなんかでもそれは表れていて。フェスなんかでもよく早くこっち側に上ってこいなんてことをよく言うように、次世代のバンドのことなんかもホントによく考えているんですよね。
だからこうやってゲストで演ってくれたTrack’sだったりとか、これから出てくるバンドたちにフォーリミが影響を与えはじめているってのはきっとすごく嬉しいことだと思います。
MC後はPassword、Melody Laneとゆったりと続け、Squallにつなぎます。
Squallもシングルリリース以降ライブの終盤で何度も演奏されていくことでライブを締める曲として確立されてきたし、フォーリミを代表する一曲になったといっていいと思うんですよね。だからこそSOILでも最後に置かれているのはそういうことなんだろうなと。
そしてライブ本編ラストの曲は、これまたまさかのMessage。アルバムでは最初に置かれているこの曲をラストに演る意味、原点回帰を謳ったこの曲をラストに演るというのは間違いなく特別な意味があって、まだまだ失われていないフォーリミのロックの初期衝動を感じました。
アンコール
アンコールでは二曲演ってくれました。まずはmidnight cruising。天井のミラーボールも輝いて、わたしにとっては星が降るのはいつもは名古屋の夜だったけど、今日は岐阜の夜だと思うとなんというか少しだけ特別な感じがあって。
もう一曲はswimを演ってくれて、もはや完璧すぎるくらいのシメでこの日のライブは終演となりました。
最後の記念撮影だとか終演のアナウンスとかがなかったので、ホントに終わったの?みたいな感じでなかなかみんな会場から出ていかなかったのがちょっとおもしろかったですね。
セットリスト
今回のセットリストは以下の通りでした。
- Milestone
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fiction
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My HERO
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Brain Sugar
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Chicken Race
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Kitchen
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Galapagos
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Remember
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Now Here, No Where
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Monolith
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mahoroba
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Alien
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Utopia
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Password
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Memory Lane
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Squall
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Message
Encore
- midnight cruising
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swim
アルバムSOILのツアーなのでSOILの曲はほぼ揃ってはいますが、がっつりSOILって感じじゃなくっていつものライブにSOILを組み込んだみたいな感じでしたね。
それこそいい意味でいつも通りのライブって感じで、すごく楽しかったですね。
Shineを演らなかったのは次の名古屋公演で聴けるのかなということで楽しみにしておきます。
ライブを終えて
岐阜までプチ遠征したこともあって今回はじめてのライブハウスでしたけど、キャパが狭い分だけ距離感がすごく近くて臨場感のあるライブでした。
会場の作りもなかなかいい感じで、フロアが後ろにいくにつれて段々になっているので後ろの人もかなり観やすい作りになっていて、その割には一番前の段のフロアもそこそこの広さは確保されていて各々のライブの楽しみ方ができるいい会場だなーって思いました。
次はいつになるかはわかりませんが、岐阜Club-Gはまた行きたいライブハウスになりましたね。
今回のツアーは二部構成で、年明けにはワンマンの名古屋公演が控えています。2日ともチケット取れたので、ゲストありだった今回とは違って次はまたセトリも変わってくるはずですしまた違ったSOILが観られるんじゃないかなと楽しみです、
なんてったってツアーファイナルになるわけですからね、全国を周って帰ってきたフォーリミがどんな姿を観せてくれるか。楽しみにしながら2月を迎えようと思います。
以上、04 Limited Sazabys「SOIL tour2018」11/11岐阜Club-G公演ライブレポ!でしたー。