「いきたいライブは行けるときに行っておけ」をあらめて今考える

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ライブは行けるときに行っておけ。あるいは推せるときに推しておけ?

この言葉を聞くときってのは、基本的になにかがあったときです。

例えば、台風などの悪天候・自然災害、メンバーの体調不良、脱退、またはグループ、バンドの解散。

なにかしらが起こり、それによってライブが中止になったり、あるいはもう観たくても観られなくなったり。

次行けるときに行けばいいや、なんて思っているとその次がなくなるぞと、ずっと続くかどうかなんてわからないんだぞと。

最近のコロナウイルスによる開催自粛で、今あらためてこの言葉を深く考えるようになりました。

おそらくですが、2011年の震災のときにもこういった状況だったと思います。ライブがしたくてもできない、行きたくても行けない。当時のわたしは今ほどライブ通いはしていなかったのでそこまでは直接的に感じたわけではないのですが。

行けると思っていたライブが中止になることがこんなにもしんどいことなのかと。ライブに行けないってだけでこれだけ毎日がつまらなくなるのかと。

行けて当たり前だと思っていたライブがなくなってしまうことの辛さをあらためて思い知りました。

そしてもう一つ、行けるときには多少無理してでも行くことはやっぱり大事だなということも感じました。

ひとつ例に挙げると、2020年のフォーリミのMystery Tourはコロナウイルスの影響で途中で中止になってしまいました。このツアー、わたしは自分の住んでいる名古屋公演以外にも、中止になる前に開催された新木場・新潟・大阪と遠征しました。

平日日帰り東京遠征とかアホなことしたし、基本的には遠征はフェスか大きいライブぐらいでしかしてなかったので一ヶ月程度の短いスパンで何箇所も遠征するのも初めてで単純に疲れたし仕事の都合つけるのも大変だったりもしました。

それでも、行く予定だった名古屋公演が中止になったとき、それはもちろん残念だったけども、それと同時に無理矢理にでも遠征して観に行っていて正解だったなと思いました。

たぶん、遠征してなくて名古屋しか観る予定がなかったとしたら、それが中止になったときってめちゃくちゃきつかったと思うんですよね。それこそ多少無理してでも他の公演に行っておけばよかったってめっちゃ後悔しそうで。

だからそういう意味では後悔しないで済む行動ができたなと思いますし、それだけのことをした甲斐があったなぁと。

とはいえ、誰もが遠征なんて簡単にできるものでもないですし、一方でこれって行きたいライブにいくらでも行けるような状況にある人間からのマウント取りみたいにもなりかねないわけですが。

一つとして同じライブは間違いなくないし、好きなバンドのライブはもう何度でも観たいし。でもそれはやっぱり永遠に続くじゃないから。

こうやってライブが何個も中止になればなるほど本当にそれはそのとおりなんだなと。そしてそれはたぶん、バンドやグループだけじゃなくって自分自身も同じなんですよ。

どれだけライブに行けないと生きていけないなんて言ってみたところで、やっぱり好きなようにライブにいけなくなるときってのはくると思うんですよ。

そうなったとき、めちゃくちゃ大好きなライブよりも、それでも優先しないといけないものがあるとき。もしかしたらライブに行きたいなんてことすら考えられないかもしれないとき。

そのときにやっぱり後悔しないように。今がそうでないなら、行きたいライブに行けるようなら、ぜひあなたはライブに行ってください。

一緒に行く人いないしだとか、平日はちょっとしんどいなぁだとか、いろいろと行かない理由は出てくるかもしれないけど、それであなたが後悔しないならそれはそれでいいけど。

行かない理由を並べて結局行かないか、ちょっとくらい無理してでもライブを観に行くか。どっちを選ぶかはあなた次第です。後悔しない方を選ばれることを望みます。

以上、「いきたいライブは行けるときに行っておけ」をあらめて今考えるでした。それではまたー。

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