CrossfaithのツアーEX_MACHINA WORLD TOUR2018 JAPANのZeppNagoya公演11/22-23の2DAYSに参戦してきました。
最初は一日目だけ行こうかなーって思ってたんですけども、二日目のゲストがlynch.って発表されたんで速攻チケット申し込んで二日とも参戦することにしました。
メインのCrossfaithだけじゃなくって、ゲストもSiMにlynch.とどっちも楽しめるこの2DAYSはかなり私得。
ということでCrossfaith「EX_MACHINA WORLD TOUR2018 JAPAN」11/22-23 ZeppNagoya公演2DAYSライブレポです。
11/22ライプレポ
SiMライブ感想
一日目のゲストはSiM。なにげにいわゆる主役ではないSiMって今までフェスとか含めて観たことがなかったので、なかなか新鮮でした。
ライブ本編
今回、整理番号は70番台とむちゃくちゃ良かったものの仕事終わりに駆けつけたために結局、入場したのは開演20分前ぐらい。この時間にはもうフロアは人で溢れかえっていました。
なんというかSiMファンの方が多いんじゃないかってくらいSiMのTシャツ着てる人が多くって、さすがだなーなんて思いながら開演を待ちつつ。
いつもより少し控えめ?な登場SEとともにメンバーがステージに出てくると、合わせてフロアも一気に前になだれ込む。その流れにのってフロアの一柵まで進んでいくことができました。
ステージ中央でMAHさんが早口で囁き始まるJACK.B。なんというかCrossfaithとの対バンということで気合が入っているのか、一曲目からかなり攻め攻め。
激しいメタルサウンドから一転、レゲエサウンドからパンクに疾走するANTHEM。攻撃的なのもさることながら、ここでANTHEMが聴けたのもめちゃくちゃ嬉しい。
ここから続けて激しくWHO’S NEXTへ。なんというか、いつものライブだったら後半に出てくるような楽曲がどんどん出てくるので、なんというかもう最初からクライマックス感が半端ない。
WHO’S NEXT後には短いMC。「世界ツアーを経て、地元名古屋に帰ってきたcoldrainがどんなライブを見せてくれるのか、え、違う?CRYSTAL LAKE?え、違う?」なんてボケをはさみつつ、続いてはFall In Love With You。
SiMってやっぱり激しいイメージがあるんですけど、Fall In Love With Youみたいなちょっと切ない系のメロディの曲もめちゃくちゃいいんですよね。
続くAmyも鉄板の盛り上がり。Amy聴くとやっぱりSiMのライブ来たなーって感じがしますね。
その後のMCでは、Crossfaithをクロフェと略すのか問題について。個人的にはクロフェって略し方はなんつーかかっこ悪いし、別にCrossfaithって言っても大して長くないので略す必要もないよねっていうね。
そんな感じで散々いじり倒しつつもそれだけじゃなくって、「Koieみたいなシャウトはできないが、逆に俺たちにしかできない音楽がある」なんてリスペクトも忘れないところにMAHさんのめっちゃいい人感がにじみ出てるんですよね。
The Sound Of Breathはやっぱり聴くたびにこの楽曲はSiMにしかできないよなって思わせられるし、この曲はやっぱりライブで聴いてこそだなーって思うんですよね。なんというかこの曲の空気感がすごく好きですね。
ここからは一気にKiLLいNG ME、Blah Blah Blahとスパートがかかります。
ラストはf.a.i.t.h。ここでKoieさん出てくるかなーって思ってたけど、出てきてくれなかったですね。残念ではあるけれど、ツーマンツアーってわけでもないのでそこはまぁ仕方ないのかなと。
持ち時間は短かったですが、ゲストとは思えないくらい充実したライブを観せてくれたSiMでした。
セットリスト
今回のセットリストは以下の通りでした。持ち時間は40分程度。
- HACK.B
-
ANTHEM
-
WHO’S NEXT
-
Fall In Love With You
-
Amy
-
The Sound Of Breath
-
KiLLiNG ME
-
Blah Blah Blah
-
f.a.i.t.h
前日にDiAMONDのPVが公開されていたのでもしかしたら演ってくれるんじゃないかなーって思いましたけど演ってくれませんでしたね。ちょっと残念。
Crossfaithライブ感想
ライブ本編
すでにゲストのSiMでかなり満足気味ではあったんですけども、今日の主役はCrossfaith。転換中に結構だれてきちゃってたものの、音出しが始まるとやっぱりテンションが上りますね。
転換が終わり暗転、Deus Ex Machinaを登場SEにステージに姿を洗わずメンバーたち。
一発目はアルバムと同様にCatastropheから。Crossfaithも一柵まで入っていましたが、このあたりの密集具合はもうホントにハンパない。
続いてもアルバムと同じ流れでThe Perfect Nightmare。この曲はCrossfaithの曲の中でも特にテンポが速くって、フロアもそれに負けじとゴリゴリに暴れてるんでもうなんというか最高でした。
声出せという煽りからのDestoroy。もともとはHo99o9とのコラボ曲ですが、Crossfaith単体だと声の出しがいがあってこれはこれで盛り上がりますね。Ho99o9のパートはTeruさんが歌っていて、コラボ曲をしっかり5人だけでも演れるのはCrossfaithの強みだなぁ。
3曲終わって、MCならぬ乾杯。缶ビールのプルタブを開けるプシュッって音をマイクを通して会場中に響き渡すのはなんかシュール笑。
乾杯後はMake A Move、WildfireとEDM調の曲を二曲連発。このへんのチャラいメタルこそがCrossfaithの真骨頂だと思うんですよね。モッシュヘドバンだけじゃなくって、フロアを飛び跳ねさせるのもお手の物というか。
MCではMAHさん実はいい人いじりだとか、もうすでに帰ったぞあいつ、みたいな話だとか。いやいやMAHさん忙しすぎるでしょ、なんて聞いてて思いつつあれ帰ったってことはGET iT OUT絶対演らないじゃん……って少し残念にも。
ただ、KoieさんのMCでもやっぱりお互いにリスペクトしあっているのが伝わってくるので、この2バンドの関係性はすごくいいなと思わせられます。
続くDevil’S Partyは入りでちょっとトラブって仕切り直してのスタート。最初のコールのKoieさんの発音が良すぎてなんの曲が始まるのか全然わからんかったのはここだけの話。
そしてこの日のハイライト、SiMと出会った頃の曲ということで、Crossfaithの1stアルバムからBLUE。最近の曲よりもエレクトロな要素が強く、そして全面シャウトで押してくる攻撃性はロックの初期衝動的なものに溢れていて、いやホントに今のCrossfaithの演るBLUEが聴けたのがめちゃくちゃ嬉しかったですね。
「一年の多くを海外で過ごしているからこそ、こうやってたまに日本でツアーをするときに集まってくれるファンたちがありがたい」、そう語りながら始まったMilestone。
これはライブにきているわたしとしても同じ気持ちで、海外での活動のほうがメインなのがわかっているからこそこうやって日本でライブを演ってくれるのがありがたいと思うし、だからこそこうやって実際に観にこようって思えるんですよね。
Milestoneのような気持ちを込めて歌うような曲も昔のCrossfaithではなかったと思うし、常に進み続けてきた今のCrossfaithだからこそ歌える曲なんだろうなと。
その後のFREEDOMはもうさすがの安定感というか、最近のライブではほとんど演られていたようにただハード差だけを追い求めているわけじゃない、今のCrossfaithを象徴する一曲ですよね。
本編ラストを締めくるるのは、アルバム同様のDaybreak。この曲をラストにもってくるのか!ってぐらいに激しくもあるんだけども、それ以上にスケールの大きさを感じる一曲。FREEDOMが今のCrossfaithならDaybreakはこれからのCrossfaithと言ってもいいようなCrossfaithらしい激しさと、未来へとつながっていくようなポジティブさと。
昔のほうがよかった、なんて言葉も聞こえてくるCrossfaithですけども、今のCrossfaith、そしてこれからのCrossfaithのほうが間違いなく良いって言えるような、いいライブをしてくれたんじゃないかなって思います。
アンコール
アンコールでは定番のCountdown To Hell、そしてmonolithを演ってくれました。
最近の曲では少なくなったゴリゴリにシャウトで押してくるこの二曲はもう何度もライブで演られてきたわけですし、盛り上がらないわけがないよなーってことで、アンコールでしっかり体力全部出しきってやりましたとも。
セットリスト
- Deus Ex Machina
-
Catastrophe
-
The Perfect Nightmare
-
Destoroy
-
Make A Move
-
Wildfire
-
Devil’s Party
-
BLUE
-
Milestone
-
FREEDOM
-
Daybreak
Encore
- Cuntdown To Hell
-
monolith
11/23ライプレポ
lynch.ライブ感想
lynch.はメンバーがもともとそれなりに名前の知れた人たちだったことと、地元名古屋だったってこともあって結成時くらいから存在自体は知ってたんですよね。
ただライブに行く機会はなかったので、今回ゲストとはいえライブを観られるのを楽しみにしていました。というかむしろどアウェーのCrossfaithの対バンとなると普段のライブよりもすごいものが観られるんじゃないかなって期待すらもしていました。
ライブ本編
会場入りは開演20分前ぐらいでしょうか。DAY1とはうってかわって、フロアにはかなり余裕のある感じ。見渡してみるとlynch.シャツ着た人も相当数いて、さすが地元名古屋だなーというところ。
開演時間になり、AVANT GRADEをバックに登場するメンバーたち。なんというか、メンバーたちが登場しても前になだれ込んだりしないのがヴィジュアル系的なお行儀の良さを感じちゃいますね。とりあえず自分は二柵目付近につきました。
一曲目はD.A.R.K.。ヘヴィなサウンドと美しいメロディライン、ボーカルも演奏もすごく安定感あってすばらしい。
続いてハードコアなGALLOWS。もうヘドバンせざるを得ないアップテンポなナンバー、シャウトのユニゾンもなにげにCrossfaithと共通する部分でもありますよね。
ステージ上手側ではモッシュも起きてたりリフトやダイバーも発生していたりと、ヴィジュアル系のライブらしからぬ光景も観ることができました。
いやね、これに関しては普段から思ってることではあるんですけども、V系のライブってディルなんかもしかり、音楽性に対して大人しすぎるよなーって。ヘドバンなんかも全然好きではあるんですけども、激しい音楽に体を揺さぶられるってのも一つの衝動的なもので、それをかなり持て余しちゃう感もあるんですよね。
だからこそ、今回Crossfaithの対バンだったってこともあってこういう光景も見られたんでしょうけども、lynch.のライブでもこういうノリが観られるのならぜひとも通いたいところ。葉月さんもサークル煽ったりしてたしね。
EXISTでは音響のトラブルで一時中断しちゃったり、やり直しでもちゃんとレッツゴーのシャウトする葉月さんすごく律儀。
MCでは、少し自虐的に「化粧しているバンドは好きですかー?」なんて問いかける葉月さん。lynch.ファンも多かったのもあるんでしょうけども、これまでlynch.を聴いたことなんてなかった人でもここまでの数曲ですでにかっこいいのなんてわかりきってるはずで、だからこそフロアからの反応はなかなか暖かくて。
「ヴィジュアル系だから聞かないって人もいると思うんです、でもそれって、かっこいい化粧しているバンドを観たことないからなんですよ。だから今日は、かっこいいヴィジュアル系バンドを魅せます」なんて続けて語る葉月さん。
いやね、もうこれは本当にそうで、ヴィジュアル系だから〜なんてのは本当にくだらなくって。ジャンヌやディルにハマって、そこから激しい音楽に目覚めた自分からしたらもうなにを今更というところで。
このあともガンガンに激しく、名古屋系らしさ全開のALL THIS I’LL GIVE YOU、メロディックに疾走するTHE FATAL HOUR HAS COME、EVIDENCE、インダストリアルな打ち込みが印象的なハードコアOBVIOUSにラストはTIAMAT。もう頭振りまくりで首が保たないレベル。
どこを切り取っても攻撃的で、かつ演奏もボーカルもシャウトもめちゃくちゃ安定感あってなんつーかlynch.はすごいいいライブするなーって感心しちゃいましたね。
わたしは下手側で観てましたが、上手側に混ざって暴れてみるのも楽しかったんじゃないかなーってのはちょっとだけ心残りですけど、でもしっかりとlynch.のライブを目に焼き付けられたのでこれはこれで良しです。
セットリスト
セットリストは以下の通り。
- AVANT GARDE
-
D.A.R.K.
-
GALLOWS
-
EXIST
-
ALL THIS I’LL GIVE YOU
-
THE FATAL HOUR HAS COME
-
EVIDENCE
-
OBVIOUS
-
TIAMAT
Crossfaithライブ感想
ライブ本編
lynch.の余韻というのもそうですし、二日目ということもあってまぁ若干テンション低めではあったんですよね。
それでもやっぱりライブが始まっちゃうとテンション上がっちゃうというか、なんやかんや一柵目に入ってるわけで、結局空気に載せられちゃうんだからちょろいですよね。笑
登場SEDeus Ex MachinaからCatastropheの流れはDAY1と同じ。ただ、昨日ほどは密集していなくってその分めちゃ動きやすくて、すごく暴れ甲斐があるというか。なんか昨日よりも一気にテンションバク揚状態でした。
昨日よりも一曲早くDestoroy。からのRx Overdrive。昨日は聴けなかったRx Overdrive、今日はこんな初っ端から演ってくれちゃうとか!
3曲終わって、今日も乾杯。マイクにプルタブ開ける音拾わせるなんてまどろっこしいことやってらんないくらいにもう我慢できなくなっちゃってるのか、そのまま飲みだすKoieさん。さらには今日はジャックダニエルを観客にかけ始めるTeruさん。
いやね、正直DAY1よりもめちゃくちゃテンション上がっちゃってたんですけども、それはたぶんCrossfaithメンバーも一緒だったんじゃないのかなーって。昨日のSiMとはまた違って、lynch.に触発された部分もあるんだろうなと、
続いてMake A MoveからのKill E’m All。いやもうね、昨日やらなかった曲の中で聴きたかった曲をどんどん演ってくれちゃうんですよね。嬉しすぎる。
MCではKoieさんが「lynch.がかっこいいなんてのは名古屋のお前らはわかってるよなぁ?」「ヴィジュアル系だからとか気にしてるのは葉月だけで、俺達がツアーに呼ぶ基準はかっこいいバンド、ただそれだけだ」なんて嬉しい言葉をいくつもくれて。いやもうホントそうで、何系かなんてのはかっこいいかどうかの前ではまったく関係ないんですよ。Crossfaithメンバー自身がそれを一番わかってるからこそ、今日のライブが実現しているわけですからね。
jägerbombでは親切にバンギャさんたちも遅れないように、サークルピットの解説なんてしながら激しくフロアを煽ってきます。ぶっちゃけ、昨日は前の方はきつすぎてろくにサークル作る隙間なんてなかったんで少しガラガラなぐらいがちょうどいい。これはマジ。
昨日と同じように語ってくれたあとのMilestone。そして密かに期待していたMIRRORはなかったけど、それを補って余りあるScarlett。
lynch.が観せたような、激しくも美しいロックをまた違ったベクトルから表現しているようなこの曲は、ミラーボールの演出と相まって本当に綺麗な空間を作っていて。昨日はBLUEでテンション爆上がりでしたけど、このScarlettもめっちゃよかったですね。
このあとは昨日と同じようにFREEDOM、Daybreakで本編シメ。
#### アンコール
アンコールでは、一曲目は今日は本編では演らなかったThe Perfect Nightmare。そして続いてはmonolith。
昨日のアンコール同様に強烈な二曲。しっかりと堪能しました。
二曲終わってメンバーが下がっても、また響き始めるアンコールの声。これはもしかして……?なんて期待したもののスタッフが誘導し始めてあえなく退場することに。
ダブルアンコールまでついていく体力なかったので、若干ありがたくもあったんですけどね。笑
セットリスト
セットリストは以下の通り。二日間で結構変えてきた印象ですね。
- Deus Ex Machina
-
Catastrophe
-
Destoroy
-
Rx Overdrive
-
Make A Move
-
Kill E’m All
-
jägerbomb
-
Milestone
-
Scarlet
-
FREEDOM
-
Daybreak
Encore
- The Perfect Nightmare
-
monolith
この二日間でだいたい聴きたかった曲は聴けたかなーって感じですね、満足満足。
色とりどりの激しいロックを聴けた二日間でした
この二日間のライブは、Crossfaith・SiM・lynch.と、それぞれ方向性は少しづつ異なっているものの共通しているのは激しいロックという部分で、違うようで似ている、でもやっぱりそれぞれ個性的なロックを堪能することができました。
いやもうね、ヴィジュアル系だとか邦ロックだとかジャパメタだとかそんなの関係なしに、この手の激しいロックをするバンドたちを集めたフェスだとかのイベントがでてきてもいいよなーなんてことを本気で思いましたね。
CrossfaithのやってるACROSS THE FUTUREだとかlynch.が今度やるBLACK BEAUTY BEASTSだとか、それぞれ自主企画はやってるんですしこのへんでジョイントして一個のでっかいイベントを立ち上げてみてはいかがですかね。
そうなると客層の問題とかはありそうですけど、音楽性としては繋がってると思いますしそのへんの壁をぶち破るいい機会にならないかなーなんて妄想しています。SiMのDEAD POP FESTiVALは少し方向性が違いますしね。
そんな妄想をしたくなるくらいに、3バンドともいいライブをしていました。lynch.の現場にももっと積極的に足を運びたくなりましたね。
こういうきっかけをしっかりともらえるのが対バンのいいところだと思いますし、いい二日間になったと思います。
以上、Crossfaith「EX_MACHINA WORLD TOUR2018 JAPAN」11/22-23 ZeppNagoya公演ライブレポでしたー。