2020年も始まってもういくらか経ちますが、まだやれてなかった2019年の振り返りとしてベストアルバム的なまとめをしたいと思います。
順位付けをすることはあまり好きじゃないですので、ランキング形式にはせずに紹介していきます、
順番には意味はありませんが、近しいジャンルやカテゴリーで並べるようにはしています。
ちなみに国内オンリーです。海外まで広げると収集つかなくなっちゃうので。
それでは、2019年リリースのアルバムからオススメのものを単純に20枚紹介します!
- BLUE ENCOUNT 「SICK(S)」
- go!go!vanillas 「THE WORLD」
- UVERworld 「UNSER」
- 9mm Parabellum bullet 「DEEP BLUE」
- Nothing’s Carved In Stone 「By Your Side」
- THE BACK HORN 「カルペ・ディエム」
- NAMBA69 「CHANGES」
- THE NOVEMBERS 「ANGELS」
- King Gnu 「Sympa」
- GYZE 「ASIAN CHAOS」
- coldrain 「THE SIDE EFFECTS」
- ヒステリックパニック 「サバイバル・ゲーム」
- Sable Hills 「EMBERS」
- SUGGESTIONS 「Another Heaven, Our Catharsis」
- MUCC 「壊れたピアノとリビングデッド」
- sukekiyo 「INFINITUM」
- 摩天楼オペラ 「Human Dignity」
- DEVILOOF 「鬼」
- SLOTHREAT 「Allium」
- KAT-TUN 「IGNITE」
- 2019年ベストアルバム総括
BLUE ENCOUNT 「SICK(S)」
2019年リリースのアルバムの中でも、なんというか聴いてて嬉しくなったのがこのアルバム。
ブルエンおかえりなさいと言いたくなるくらいに、一番好きだった頃のブルエンが帰ってきたなという一枚。しかもめちゃくちゃたくましくなって。
6曲入りのミニアルバムというボリュームの中に、バリエーション豊かなエモーショナルなブルエンが詰まっています。
バラード一切なし、ラストまで突き抜けます。
特筆したいのはやっぱりラストのアンコール。もう曲名からしてアンコールにやりまーすって曲で、それこそ名前負けしちゃいそうなぐらいなのに今ではライブでしっかりとアンコールの曲として定着しているくらいに曲のパワーが強い。
VECTORで少し迷走しているように感じたブルエンが完全に帰ってきてくれたなぁと嬉しくなります。
go!go!vanillas 「THE WORLD」
縁がなかったわけではなかったんだけど、今まであまり聴いてこなかったバニラズ。あらためて聴いてみるとこのバンドめっちゃよくない??
パラノーマルワンダーランドから発揮される、軸となるカントリーなロックは間違いなく全年齢対象で幅広いロックファンに受け入れられるものだし、パンキッシュなNo.999やGO HOME?など熱くなれる曲もしっかりと入っていて。
いやいや、このバンド本当におもしろい。なによりもこういうともすれば古臭く感じるような音楽性でしっかりと若い世代に訴求できているのはやっぱりメロディセンスの良さだと思うんですよね。
もっと早くバニラズを聴いておけばよかったと後悔させてくれた、いいアルバムです。
UVERworld 「UNSER」
少し前までのUVERworldはロックバンドであることを追求しているように感じましたが、今作は少なくともロックバンドらしいところからは離れていったなというのがまず最初の印象。
ただ、聴き込んでいくとHIP-HOPやエレクトロなサウンドが前面にフューチャーされているにも関わらず、UVERworldらしさはまったく損なわれていないことに気づきます。
ロックバンドらしくはなくなったかもしれないけど、UVERworldらしくはある。初期の頃からミクスチャー的なサウンドはお手の物でしたし、EDM的なものもいくつもやってきたからこそ、軸足をロックからそちらに移してもしっかりとUVERworldになるんだろうなと思います。
真面目な分だけカッコいいなんてどう考えてもロックバンドらしくない、正直ダサい歌詞を歌えるのもUVERworldの魅力なんだなーと。
それとやっぱり、TAKUYA∞さんのボーカルと誠果さんのサックスの音を聴くとどんな曲でもUVERworldだなって安心できるところもありますね。
ロックバンド的なことは前作のTYCOONでやりきったという自負があるからこそ、また新しいステージへ進んでいけるんだろうなと思えば、このUNSERの次はどこに向かうんだろうかと楽しみになりますね。
9mm Parabellum bullet 「DEEP BLUE」
9mmは邦ロックにおいて一つのムーブメントを作ってきたバンドですけども、今の9mmは少なくともそういったムーブメントとは距離をおいた孤高の存在になりつつあるように感じます。
今まで以上にソリッドでエモーショナルなギターを一曲目のBeautiful Dreamerから響かせまだまだ9mmは健在なことを示しつつも、夏が続くからや君は桜のような曲では澄んだ切なさも見せつつ。
まだまだ9mm鈍っちゃないなと安心させられたMantraなど、間違いなくバンドとしては成熟してきているはずなのに瑞々しさも感じます。
今の日本のロックの第一線でこれだけギターをピロピロさせてるバンドがいるというのはすごく大きいことだと思います。滝さんはまだまだ圧倒的なギターヒーローです。
そしてあらためて、9mmってこんなにも青が似合うバンドだったんですね。
Nothing’s Carved In Stone 「By Your Side」
NCISも9mm同様に流行りだとかからは距離をおいているバンドですが、今作By Your Sideはそういった流行り廃り関係なくもっと話題になってもいいのになと思わせるくらい凄まじいアルバムです。
初っ端、一曲目のWho Isのイントロから完全にやられました。なにあれ、かっこよすぎる。
それからのどの曲を聴いても同じだけの衝撃を与えてくるんだからもうとんでもないです。
テクニカルに暴れまわるバンドサウンドに、甘くはあるんだけどキャッチーになりすぎないボーカルはむしろクール。そしてセクシー。
主張の激しいバンドサウンドに打ち込みサウンドも加わってくるとなると、どうしても音がガチャついてうるさく聴こえるもんですけども、そこはやっぱりNCISの演奏技術の高さとバンドのまとまりの強さか、すっきりとまとまっているんですよね。
いやホントに、なんでこれが騒がれないんだろうって思います。それでも、こういったバンドがしっかりと今の日本のロックでポジションを確率しているというところは誇らしく思います。
THE BACK HORN 「カルペ・ディエム」
バックホーンに関しては、自分を含めて初期の頃を引きずっているファンは多いと思うんです。
そういったファンを無闇に切り捨てようとはせずに、その中で新しいものを作ろうとしてきたのがバックホーンというバンドなんですよね。
だからこそバンドが20周年を迎えてリリースした今作もまた、今までのバックホーンを踏襲しつつも今まで以上に意欲的に新しいことにチャレンジしています。
オープニングの心臓が止まるまではからそれはもう明らかで、ダンサブルなリズムと打ち込みとバンドサウンドの溶け込み具合はバックホーンの新境地。
フューチャーワールドの轟音リフから強烈なグルーヴに展開していくパターンなんかも今までのバックホーンにはなかったものですよね。
太陽の花の美しいピアノや大サビのコーラスなんかは新感覚な一方で、このエモーショナルさはやっぱりバックホーンだなと感じさせてもくれます。
今のバックホーンは成熟したというよりは、必死でしがみついているという言葉がむしろバックホーンにはしっくりくる気がしますし、だからこそ強いのがバックホーンなのだと思いますし、このアルバムなんだなと思います。
NAMBA69 「CHANGES」
NAMBA69というバンドに抱くイメージは間違いなく王道メロコアで、このアルバムでもそれは決して間違ってはいないんです。
個人的にメロコアというジャンルはそれほど刺さらないことが多いんですけど、このアルバムではもはやアクセントでもすまないようなイージーコアナンバーも入っていて、このメロコアとイージーコアの同居したCHANGESというアルバムは思いっきりぶっ刺さりました。
やっぱりなにはともあれMANIAC Ⅲですよね。この一曲で一気に引き込まれました。
NAMBA69というバンドはハイスタの難波さんのソロ、みたいなイメージでしかなかったのに、いやいやめちゃくちゃかっこいいしただの難波さんのソロなんてもんじゃすまないなと見方が変わりましたね。
特にko-heyさんのシャウトがいいんですよね、音の厚みもいいですしこの4人になってからのNAMBA69はマジでかっこいいですね。
THE NOVEMBERS 「ANGELS」
なかなかわたしの観測範囲の中では国内バンドのなかでインダストリアル要素の強いバンドっていなくって、その中で話題になっていたこのTHE NOVEMBERSのANGELSには衝撃を受けました。
最初のTOKYOを象徴とするノイジーなサウンドに溶け込むボーカルとそこに重なるインダストリアルサウンド。かと思えばEverythingのようなシンセが美しく響くポップな曲もあったりと、振り幅は広いんだけど決してとっ散らかっているようではなくって、しっかりと同じバンドとしてまとまっているんですよね。
ヴィジュアル系がルーツにあるらしいシャウトなども一つの音として消化して、混沌としたサウンドがなんというかアーティスティックにまとまっている。
そうなんですよね、このアルバムってすごく芸術的なんですよね。ノイジーで混沌としているのにすごくアート。なんかとんでもないアルバムが出てきたなぁとただただ感心させられちゃいました。
King Gnu 「Sympa」
世間的にも大ブレイクしたKing Gnuですが、わたし個人としてもめちゃくちゃぶっ刺さりました。
ミクスチャーというとラップとロックの融合、みたいな日本での一般的なイメージを一気に塗り変えたなと。
HIP-HOPライクなバックトラックをバンドサウンドと融合させた新感覚ミクスチャーはすごく先鋭的。でもそこに乗っかるボーカルラインはすごくメロディアスでキャッチーでJ-POPで、いやたしかにこれはウケるよなーと。
一般的なKing Gnuのイメージはこのアルバムのあとにリリースされた白日かなと思うんですけど、わたしとしてはこのアルバムのSlumberlandですね。この曲をはじめて聴いたときは衝撃的でした。
自分にとって新しい音楽を感じさせた一枚です。
GYZE 「ASIAN CHAOS」
日本が誇るメロデスバンドGYZEがついにやったなと。メロデスに大胆なほど和楽器の音色を取り入れた、まさに日本人にしかできないメタル。
ここまでやれるのは軸であるメロデスがしっかりと成立しているからだし卓越した演奏技術があってこそ。
そしてメタルサウンドと和楽器の音色ってホントにめちゃくちゃ合うんですよね。先行で配信されたASIAN CHAOSを聴いたときからヤバいのがくるなってめちゃくちゃ期待してました。そして全編通しても期待通り。
これが海外だとフォークメタルと評されるのもまたおもしろいですよね。
間違いなくGYZEの代表作になるアルバムだと思います。
coldrain 「THE SIDE EFFECTS」
coldrainはラウドロックを掲げながらもその実彼らの音楽性自体は変化し続けてきていて、今作THE SIDE EFFECTSでもまた新しいところへ行ったなと。
もはやエモだとかポストハードコアだとかメタルコアなんてジャンルでは語れないようになってきてますし、いよいよcoldrainのラウドロックが本格化してきたと感じます。
打ち込みとバンドサウンドが高次元に融合し近未来的な雰囲気漂うCOEXISTや、明らかに今までのcoldrainにはなかったドラマティックさを感じるTHE SIDE EFFECTSなどなど、本当に新しいcoldrainを感じさせる曲が揃っています。
もちろん、期待通りにハードで速い曲も入っていますし、アルバム一枚通して聴けばやっぱりcoldrainだなと納得できると思うんですよね。
ラウドロックのその先、現在の世界的なヘヴィミュージックへのcoldrainなりの回答ですね。
ヒステリックパニック 「サバイバル・ゲーム」
間違いなくヒスパニは勝負を仕掛けてきている、このアルバムを聴いたときはそう感じました。
正直、ヒスパニはもうちょっと売れてもいいと思うバンドですけど、このアルバムを聴いてるとそうなるのもそう遠くないのかなと。
作品的には正直激しい曲は減っちゃったなというところもあるんですけど、一方で全体的に曲がわかりやすくなってきているんですよね。変にひねくれるのをやめたというか。
ただ売れ線に走ったというよりはシンプルに一つ一つの要素をわかりやすくして、伝わりやすくしているように感じます。そういう意味ではすごく丁寧なアルバムだなと。
特にブラックホール・ベイビーは個人的にもぶっ刺さったし、初見の人なんかにもすごく届きやすいと思うんですよね。
Painkillerやアウトレイジはわかりやすくかっこいいし、優勝ファンファーレなんかはノリやすく楽しく。
今までのヒスパニらしい毒っけはちょっと薄れちゃったかもしれないけど、その分作品としてはすごくよくまとまってると思います。
Sable Hills 「EMBERS」
国内若手メタルコアの筆頭注目株Sable Hillsが満を持してリリースした1stフルアルバム。
期待にはしっかりと応えてくれて、めちゃくちゃ純度の高いメタルコアながらニヤニヤさせられるようなクサいギターフレーズも散りばめられていて、もう全メタルファン聴くべきではと思わせられるほど。
メロディックなリフが光るRecapture、シンガロングせずにはいられないThe Chosen One、とにかくブレイクがたまらないJuggernautなどなど、とにかく良質なメタルが揃っています。
最近の日本の若手メタルコアバンドはホントにめちゃくちゃレベル高いですよねぇ、これからとんでもないところまで躍進していきそうな勢いを感じます。
SUGGESTIONS 「Another Heaven, Our Catharsis」
エグいぐらいにゴリゴリな国産デスコア・ダウンテンポ。
ゴリッゴリにヘヴィなサウンドと、日本よりも海外のホラーに近いものを感じさせる世界観の強さと。
めちゃくちゃコアなはずなのにMamaやCarpe Diemはドラマティックだし、Vanitasはグルーヴ強めでたしかにキャッチー。
でもやっぱりDictatorが強いですね。ブレイクダウンがめちゃくちゃ好きすぎて。
本当に日本のアンダーグラウンドにはまだまだとんでもないものが潜んでますね。間違いなく日本で収まるようなバンドじゃないと思います。
MUCC 「壊れたピアノとリビングデッド」
すごくMUCCの原点を感じた今作。やっぱりMUCCはこれだなと感じさせる、KOЯN直系のニューメタルナンバーのサイコやアイリスがまずは最高すぎて。
百合と翼やカウントダウンみたいなパンキッシュなサウンドに歌謡曲ライクなメロディを乗せるのもやっぱりMUCCの原点だよなぁと。
コンセプトアルバムではあるんですけど、あまりコンセプト自体は強くないのが個人的には逆に良かったですね。
最近の実験的なMUCCも好きなんですけど、原点回帰したMUCCもやっぱりいいなぁと思わせられちゃいましたね。
sukekiyo 「INFINITUM」
わたしの観測範囲の中でも数少ない、インダストリアルやエクスペリエンスなロックをやるバンドがsukekiyoです。
ディルの京さんのサブバンドみたいなイメージもありそうですけど、全然別物バンドですよね。
今作も一曲目の偶像モラトリアムから世界観バリバリに異質なロックを繰り広げています。
本当に実験的で幅広く、猥雑や沙羅螺のような異世界のような曲からdorothyのようなキャッチーでダンサブルな曲まであり、決してとっつきにくくはないんですよね。
京さんといえばやっぱりシャウトの印象が強いですし、このアルバムでもシャウト自体は使われてはいるんですけど、それ以上に京さんの声の美しさがフィーチャーされてるように感じますね。
本当におもしろいロックをしているので、ディルのイメージだけにとらわれずに広い層に聴いてほしいなぁと思います。
摩天楼オペラ 「Human Dignity」
圧倒的に純度の高い、耽美なヘヴィメタル。
もう完全にヴィジュアル系というカテゴリは超越しちゃってますよね、楽曲の質はもちろん演奏技術も本当に素晴らしい。ドラムなんてちょっとエグすぎでは。
アルバムタイトルでもあるHuman Dignityからパワフルなハイトーン全開に序盤はメタルにたたみかけ、中盤では箱の底のMUSICのようなダンサブルなナンバーも添えてみたり。
この振り幅の広さはメンバーにキーボードを擁するバンドならではだなぁと思いますね。メタルバンドに限らず、キーボードがいるバンドは個人的にめっちゃ好みだったりします。
メタル好きで今の摩天楼オペラ聴いてないのははっきり言ってモグリですね。
DEVILOOF 「鬼」
2019年はV系ラウドシーンが活発だったように思います。それを牽引していたのはJILUKAだったりDEXCOREだったかもしれませんが、その中心でシーンを支えていたのは間違いなく好みだったりDEVILOOFだったと思います。
もともとV系のカテゴリにはまったく収まっていなかったブルータルなデスコアをやってきたバンドでしたが、今作では和のテイストをコンセプトに取り入れました。
和とV系というのは割と使い古されたものでもあるのですが、ことDEVILOOFが取り入れると拷訊惨獄のようなおどろおどろしいなんて言葉じゃあ生易しく思えるぐらいに惨たらしいものが出来上がるのだなと。
ただ、惨たらしいものばかりかというとそうでもなく、Dusky-Visionのような美しいクリーンの響く曲もあり、バンドとしてこういった見せ方もできるようになったと感じさせてくれる部分もあり、一本調子なデスコアという感じでもないんですよね。
ただ激しいだけじゃなくって、しっかりと魅せてくれるバンドになったなとそう思わせられるアルバムだなと思いますね。
SLOTHREAT 「Allium」
2019年結成バンドながら、キャリアのあるメンバーが揃っているだけあってその実力は間違いなく。
ヘヴィロックの最先端ともいうべき、ジェンティでヘヴィなのに美しい楽曲たち。
なにより特筆すべきは、シャウトをほとんど排除したことですよね。これはもうこの手のジャンルにはもはや冒険と言ってもいいぐらいです。
美しいメロディとボーカルの声質があってこそだと思いますし、それだけサウンドに自信があるということでもあるのかなと。
ヘヴィだけどめちゃくちゃメロディアスで聴きやすいので、この手のジャンルの入門にも最適だと思います。
KAT-TUN 「IGNITE」
とうとう本領発揮かなというところか、3人も馴染んできたように感じる今のKAT-TUNの勢いを感じさせてくれる一枚です。
今作は初期のロックテイストが曲調がマイナーになりすぎない程度に帰ってきていて、GO AHEADのリフなんかぜひともロック好きに聴いてほしいぐらいです。
Fly like a ROCKETや甘い渇きのようなテイストの違うダンスナンバーを揃えつつ、僕らなら!のようなストレートにロックしている曲もあって。
Diamond Skyなんかはエレクトロなロックナンバーで、これこそ今のKAT-TUNなのかなって感じもします。
今作を聴いていて思ったのは、上田くんがラップを担当するようになったのはめちゃくちゃ大きいのかなって。かつての聖のラップとは全く違うんですけど、今のKAT-TUNには上田くんのラップはマッチしているように思います。DANGERなんか聴いてると特にそう思います。
ラストにWe are KAT-TUNのような遊び心満載な曲を入れてくるあたり、今のKAT-TUNのグループの状態の良さを感じますね。
かつてのピリピリした感じは間違いなくKAT-TUNの魅力の一つではありましたが、いつまでも尖っていられないですし少し親しみやすさがあるぐらいが正直丁度いいと思いますね。
2019年ベストアルバム総括
相変わらず雑多に聴いている人間なのでこの手のまとめをするとジャンルとかぐっちゃぐちゃになっちゃうのですが、これはこれで楽しいのかなとも思ったりも。
このまとめが誰かにとっての新しい音楽との出会いになってくれればいいかなと思います。
意外とイメージだけで敬遠してたバンドが聴いてみると良いじゃん!みたいなのもいくつも経験したので、これからも食わず嫌いせずに色々と手を伸ばしていきたいなとおもいます。サブスクまじでありがてぇ……!
以上、2019年版、今年リリースの中から個人的おすすめのベストアルバム20枚を紹介でしたー!