音源紹介2023年10月もやっていきます!
アルバム、EPから5枚をピックアップ、選考基準としては単純に良かったというのもそうですがわたしが紹介したいものを選んでいます
それではやっていきます!
HOLLOW FRONT「The Fear Of Letting Go」
アメリカのメタルコアバンドの通算3枚目のフルアルバムです
現在のメンバー2人になってからのリリースですが、今作も本当に素晴らしい出来です
全体的に見ると叙情感は控えめな一方でメタルコアらしい力強さが高まっていて、さらにモダンなグルーヴも強まっていてかなり強靭なサウンドになっている印象です
M1「The Fear Of」は冒頭の厳ついブレイクダウンはこの手のジャンル好きなら間違いなくみんな大好きでしょうしクリーンの叙情性もばっちりです
M2「We’re All Left Suffering」はメタリックかつメロディックなリフが激気持ちよく、
M5「Crash And Burn」はモダンに仕上がった重厚なグルーヴが強烈です
1曲目と10曲目の名前をくっつけるとアルバムタイトルになるのも洒落ていて、メンバー2人になったからこそしっかりとやりたいことを詰め込めたようにも感じる1枚ですね
Beartooth「The Surface」
アメリカのメタルコアバンドの5枚目のフルアルバムです
前作がメタルコアに強烈な匂いのアメリカンハードロックをぶち込んだような作品で個人的にめちゃくちゃ好きな1枚でしたが、今作でもハードロック要素はそのままにポップな部分が強まっています
その分メタルコア的な要素はかなり弱く激しさは控えめではあるのですが、そのポップな部分がバンドのカラーにめちゃくちゃフィットしていてまたこれがいいんですよね
M2「Riptide」はヘヴィなグルーヴと軽快なビート感がポップにマッチしたとにかく体を揺らしたくなる1曲です
一方でM3「Doubt Me」はポップさはほどほどでエッジの効いたギターサウンドが突き刺さるパワフルな仕上がりです
もはやこのバンドからしか作り出せないような、暑苦しくかつポップなサウンドが堪能できるオススメの1枚です
SVALBARD「The Weight Of The Mask」
イギリスのポストメタル・ポストハードコアバンドの通算枚目のアルバム
ポストハードコアと言っても現代のメジャーなバンドのそれではなく、例えば日本のenvyなどに通じるものがあるというか、ポストロックやブラックゲイズまで幅広く取り込んだ独自のサウンドを形成しています
エクストリームな中でもドラマティックな曲展開や随所で顔を出すクリーンギターの美しさなど美しいという言葉がふさわしい楽曲が揃っています
M2「Eternal Spirits」はクリーンボーカルの導入や神秘性のある高音トレモロに落としのパートまでありドラマティックさに磨きがかかりまくっています
激しい曲ばかりでなく、M6「How To Swim Down」は全編クリーンボーカルのミドルナンバーで後半に強烈な音圧とトレモロで壮大に昇りつめていきます
難解な音楽性をしている一方でシンプルにめちゃくちゃかっこいいサウンドになっているので、このあたりのジャンルに疎遠な方にも届いてくれると嬉しいなと思います
-真天地開闢集団-ジグザグ 「第四完全音源集『慈愚挫愚 四 – 最高-』」
いわゆるヴィジュアル系シーンを大きく超える活躍で各所から引っ張りだこな-真天地開闢集団-ジグザグの4枚目の完全音源集です
コミックバンド的な要素はバンドの持ち味の一つですがそこを裏切らない変化球をしっかりと混ぜ込みつつ、シンプルにクオリティの高い楽曲が揃っています
M2「最高だZ」やM6「生きて」のような応援するような歌詞も多くかなりストレートかつポジティブな仕上がりですね、
その中でも個人的にはおしゃれなシティポップ感のあるM5「Dazzling Secret」が好みです
一方でラウドな曲はM7「Cry Out-vitims-」ぐらいで、攻撃性という点でやや物足りない部分もあります
そして衝撃の問題曲M9「どんぐり」の存在がまた一筋縄でいかない感じもしっかりと見せつつ、全編を通してみると今のバンドの状態を含めて「最高」という言葉がたしかにふさわしく感じます
Good Grief「SAD STATION」
東京で結成されたポップパンクバンドの1stフルアルバムです
ポップパンクの気持ちのいいビート感に哀愁のメロディがのるその音楽性はSAD POP-PUNKと称されています
本作でもそのサウンドはしっかりと発揮されつつ、フィーチャリングアーティストの起用で音楽性の幅が大きく広がっています
Azamiとそのボーカルの石井純平さんがフィーチャリングしたM4「MAKE OR BREAK」はスクリームとの掛け合いや高速ギターソロに体を揺らしたくなる落としで武装され、
C-GATEとそのボーカルのNaShunさんのフィーチャリングしたM7「BORN2RUST」はモダンなメタルコア要素もミックスされたヘヴィな仕上がです
しっかりとアガれる曲も入っていて長い曲でも4分に満たないショートナンバーで構成されているので本当に一瞬で過ぎ去っていきますが1周したあとの満足感がありつつ、すぐにもう1周行こうとしてしまいます
まとめ
10月のオススメまとめいかがだったでしょうか
ちょっといい作品が多すぎてどれをピックアップしようかめちゃくちゃ悩んだのが10月だったので、5枚以外の作品も並べておくのでせっかくだから聴いてみてください!
Of Mice & Men「Tether」
WARGASM(UK)「Venom」
Within Tenptaion「Bleed Out」
それでは11月も音楽楽しんでいきましょう!
以上、2023年10月の良かったアルバム・EPを5枚紹介します!でしたー、それではまたー!