音源紹介2024年2月やっていきます!
アルバム、EPから5枚をピックアップ、選考基準としては単純に良かったというのもそうですがわたしが紹介したいものを選んでいます
2024年ももう2ヶ月終わってしまいましたね、早い!!それではやっていきます!
SlyDoggy「Frustration」
東京を中心に活動するSlyDoggyの1枚目のEP作品です
今作でも1stアルバム「UNDERDOG」に引き続きエモーショナルな日本語ロックをベースに、ラウドな強烈な落としも搭載されており暴れられるところも十分!切なさと激しさをしっかりと両立させた音楽性は今作でも健在です
そこに今作ではエレクトロなデジタルサウンドが強く合わさったことでかなり耳馴染みが良くなり、J-POPど真ん中と言っても過言じゃないメロディと合わさってかなり聴きやすいテイストになっています
とはいえ別にポップになりすぎているとかいったわけでもなく、日本語の語感なども合わせてシンプルに日本人に刺さるラウドなロックだなと感じます
M1.「SAVIOR」のMVは実際の現場の空気を思いっきり感じられるLIVE CLIPで、エフェクトの処理なども相まって映像のかっこよさだけでもぜひとも観てほしい作品です
正直このバンドが伸びないわけがないというか伸びないと本当に駄目だと思うので、めちゃくちゃ日本人好みな良いバンドですし知名度だけだと思うので、もっともっと広まっていってほしいなと思います!
Enterprise Earth「Death: An Anthology」
アメリカのデスコア・バンドEnterprise Earthの5枚目のフルアルバムです
あまりちゃんと追ってきたバンドでもなかったのでなんとなくイメージでオーソドックスなデスコア・バンドといったイメージを勝手に持っていたのですが、今作を機に聴いてみると完全に真逆の様々な要素を取り込んだデスコアを鳴らしておりいい意味で驚かされました
M1.「Abyss」はメタルの王道を感じさせるメロディックなギターサウンドを聴かせてくれるインストナンバーで、そこからなだれ込むM2.「Face of Fear」はテクニカルな変則フレーズやDjent感のある刻みを盛り込みつつここでも王道メタル感のあるギターソロを聴かせてくれます
M10.「Blood and Teeth」はスケールの大きなドラマティックな一曲で個人的な推し曲ですね
テクデスやDjent、王道メタルの叙情的なフレーズやクリーンボーカルも組み込んだデスコアサウンドは、オーソドックスなデスコアに感じる単調さをしっかりと克服していて、かつシンフォニックやブラッケンド要素とは絶妙に距離をおいた感じも現在のシーンでは際立つ要素かと思います
デスコアは個人的にはマンネリを感じる系統ではあるのですが、まだまだいろんなアプローチが出てきそうですね、やっぱり引き続きチェックしていきたいところです
Bloom「Maybe In Another Life」
オーストラリアの叙情系ハードコアバンドBloomのデビューアルバムです
2024年2月にはアメリカのプログレッシブメタルコアバンドERRAのジャパンツアーへの帯同ということで日本デビューも果たしました
わたしも大阪公演に行きましたがそのエネルギッシュなパフォーマンスはフィジカルに強烈に響きつつ胸にも突き刺さるとてもいいライブでした!
さてその来日公演に先駆けてリリースされたこのアルバムですが、この作品に関しても本当に素晴らしいの一言です
レーベルメイトであるCounterparts直系のメロディックなハードコアサウンドとスクリームに、サビなどで聴けるクリーンボーカルはポップ・パンク的な質感もあり爽快さを感じさせます
特にM4.「Bound to Your Whispers」はその疾走感やアグレッシブなスクリーム、サビのクリーンの良さなどBLOOMの良さが存分に詰まった1曲です
近いうちにまた来日してほしいという期待も込めて、日本人みんなでたくさん聴いて迎え入れたいので本当にたくさんの人に聴いてみてほしいです、絶対日本人は好きなサウンドです!
Profiler「A Digital Nowhere」
イギリスのニューメタルバンドProfilerのデビューアルバムです
でろでろしつつゆったりと進むバンドサウンドやラップを挟みながら気だるさのあるボーカルなど、バリバリにあの頃のニューメタルを感じさせれつつも刻みの感じやサウンドエフェクトなどは現代的で古臭さを感じさせないまさにニューメタルリバイバルな1枚です
Deftones-coreなんてムーブメントもありますが、そこにくくるかどうかはあえて置いておいても、その系統のバンドが好きな人には間違いなく刺さるかと思います
個人的な推し曲はM7.「Orerator」ですね、浮遊感のある宇宙にまで連れていかれそうなイントロのリフや中盤に入るスクラッチの多様からのラップパートなど、ニューメタルの様式をなぞりつつユニークさの表現された1曲です
ある程度しっかりと知名度がついてくれば、メタル系だけでなくそれこそサマソニとかでの来日も期待できるかもなのでぜひビッグになっていってほしいですね、そうなれるだけのポテンシャルを感じる1枚です
Being As An Ocean「Death Can Wait」
アメリカの叙情系ハードコア・ポストハードコアバンドBeing As An Oceanの通算6枚目のアルバムです
ポストハードコア、と言っても今っぽいポップなものではなく、ポストロックなどの要素を取り入れたそれこそ日本でいうenvyに近い音楽性を持ったバンドです
ポエトリー、スポークン・ワードたポストロックの要素の他にもエレクトロやアンビエントなどを取り入れた先進的なこともしていましたが、近年は特に前作ではかなりオルナタティブな方向に寄ったというか、言ってしまえばBMTH化が大きく進行していました
そして今作では、かつての叙情系ハードコアを取り戻しつつ、ここ最近の作品で取り組んできた要素をしっかりと融合させたまさに集大成とも言える良いところどりの作品になっています
M1.「Beautiful Agony」から憂いのある叫びやポエトリー、叙情的なギターメロに乗った伸びやかなクリーンボーカルなどこのバンドの美味しいところの盛り合わせです
エレクトロと叙情系ハードコアが組み合わさったM2.「Swallowed By The Earth」はアグレッシブなサウンドと神秘性を兼ね備えた1曲です
またM5.「Flesh and Bpne」のように歌がフィーチャーされててもしっかりとバンドらしさが出ているのも素晴らしいですね
前回の来日からかなり経っていることもありますし、そろそろまた来てくれてぜひライブで聴かせてほしいなと思わせてくれるいいアルバムです!
まとめ
2月も今回紹介したもの以外にもDARKEST HOURの新譜とかいろいろとあって追うのがとても楽しい一方で、なかなか大変だったのも事実でして
まぁ無理なく楽しく追いかけていこうと思います、新譜追いかけるだけでなく好きな音楽を聴くというのもやっぱり大切ですからね!
そんな感じで、以上2024年2月の良かったアルバム・EPを5枚紹介します!でしたー!それではまたー!