音源紹介2023年8月もやっていきます!
アルバム、EPから5枚をピックアップ、選考基準としては単純に良かったというのもそうですがわたしが紹介したいものを選んでいます
それではやっていきます!
SBE「TRICKSTER」
岩手盛岡発のエモーショナルロックバンドの現在の名前に改名して初のリリースとなる3rd EPです
エモ、スクリーモをべースにしたエモーショナルロックにエレクトロを組み合わせたサウンドはバンドとしてしっかりと確立できているように感じます
聴きやすいメロディを前面に出しつつアグレッシブな部分もしっかりとあり、シンプルにかっこいいです
特にソリッドなギターリフから一気に疾走していくM4「Hey…」は個人的にぶっ刺さった1曲ですね。
地元盛岡で開催されるいしがきミュージックフェスティバルではメインステージへの出演も決まるなど確実に勢いを増しているバンドです
ラウドシーンの新星としてここから駆け上がっていくことが期待されます、ぜひチェックしてみてください!
HIKAGE「初期衝動」
2023年はcoldrain主催のBLARE FESTやKNOT FESTへのメインアクトとしての出演など、活躍の目覚ましい札幌発のHIKAGEの2nd EPです
タイトル通り衝動のまま突っ走るM1「初期衝動」のようなアグレッシブな曲から、
ドライブ感のあるメロディックパンク調のM2「NO WAY」、初っ端のシンガロングからエモく始まるM5「I’m still here.」はライブ映えも凄そうです
5曲入りのEPなのでボリューム的には少ないですが、その分しっかりと中身の詰まったエネルギッシュな1枚になっています
また、HIKAGEは同時期にでてきたラウドバンドの中では抜群にクリーンが上手いのも大きな武器になっているなと改めて思います
主催ツアーの開催も控えさらには同郷のNOISEMAKERのツアーの対バンではZEPPのステージに立ち、
さらにはカナダのスクリーモバンドSilversteinの来日公演へのO.A.での出演など他にも様々なイベント出演も決まっておりこれからも活動から目が離せません
わたしもSilversteinの来日公演は観に行く予定ですが、あいにくHIKAGEが出演しない方の日に行く予定なので本作の曲を聴くのはもう少しお預けになりそうです、早くライブで聴きたいところですね
THE WORD ALIVE「Hard Reset」
2020年のBLARE FESTでも来日したアメリカのメタルコアバンドの7枚目のアルバムです
前作はかなりポップな仕上がりでしたが今作では大きく方向性が変わり一気にヘヴィな作風になりました
バンド名を載せ自分たちは死んでいると自虐的にも感じるタイトルのM1「The Word Alive is Dead…」からどん底に突き落とすようなヘヴィネスを食らわせられ、アルバムのタイトルトラックでもあるM2「Hard Reset」では幻想的なサウンドとヘヴィなグルーヴの両方を聴かせてくれます
ポストハードコア的な浮遊感やインダストリアル味のあるデジタルサウンドで覆いつつ、要所で叙情的なギターなどのメタルサウンドを織り交ぜてくるのが非常に上手いです
特にBad Omensとのコラボ曲であるM4「One OF Us」は必聴ですね!正直このアルバムでバンドに対する評価が大きく上がりました
BLARE FEST 2020ではPay money To my Painとタイムテーブルが丸かぶりだったこともありライブを観れなかったので、ぜひまたの来日を待っています!
Orbit Culture「Descent」
スウェーデンのメロディックデスメタルバンドの通算4枚目のフルアルバムです
壮大なシンフォニックサウンドをまといながら重厚なメロデスサウンドは疾走よりもグルーヴが強くかなりモダンな仕上がりで、デスコアにも通じるような落としのパートなどもあります
個人的にはこの厳かなグロウルと男臭さのあるクリーンとどちらのボーカルの声もサウンドとマッチしまくっててすごく好きですね
叙情的なイントロから雄大に盛り上がっていくM4「From The Inside」はシンフォニックサウンドと相まって非常にドラマティックでスケールのデカさを感じられます
アルバムタイトルトラックであるM9「Descent」はデロデロした重さやワーミーなどニューメタル的な部分も聴かせつつ、ひたすらザクザクとギターを刻んでいく強靭さがたまりません
シンフォニック要素やクリーンボイスなど全体的に聴きやすいモダンな仕上がりのメロディックデスメタルで、この手のジャンルの入門にはかなり最適な1枚ではと個人的には思います
マカロニえんぴつ「大人の涙」
アリーナツアーも控えている現代を代表するバンドの一角を占めるマカロニえんぴつの通算4枚目のフルアルバムです
今ではヒット曲にも多く恵まれ、前作に収録された「なんでもないよ、」や今作に収録されているM3「たましいの居場所」などのポップなイメージがどうしても付きまといます
そのイメージ自体は決して間違ってはなく、今作でも優れたメロディがふんだんに詰まっていて気持ちよく聴ける曲も多く入っています
一方でただポップな曲ばかりでもなくフェスなんかでは大きく盛り上がりそうなメロコアナンバーのM9「Frozen My Love」や、エレクトロポップとバンドサウンドを組み合わせたM10 「だれもわるくない」など、実験的な曲も収録されています
そうなんですよね、マカロニえんぴつって世間で持たれているイメージよりも音楽を楽しんでいるというか、アルバムだからこそ聴けるこういった遊びの入った楽曲も大きな魅力だと思います
ヒット曲だけでなく、こういったアルバムだからこそ聴けるマカロニえんぴつにもぜひ触れてみてほしいです
まとめ
8月のオススメの作品5枚いかがだったでしょうか
今回紹介した5枚以外にも気になる作品を置いておきます
Azami「FORWARD」
ヒステリックパニック「CANDY FLIP」
CASKETS「Reflections」
それではまた次回お会いしましょう、2023年8月の良かったアルバム・EPを5枚紹介します!でした~!