フォーリミの活動休止とYON EXPO’20開催の奇跡

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2020年は本当に新型コロナウイルスがいろいろなものを捻じ曲げていったなって思う年で。

個人的な仕事だったりプライベートだったりも色々とありましたけども、やっぱり自分にとって大きかったのは最大の生きる糧でもあるライブ関連。

様々なバンドがライブを中止したり多くのフェスが開催されなかった中で、自分にとって大きかったのは大好きなバンドであるフォーリミのワンマンライブYON EXPO’20の開催でした。

本当に、本当にいろいろなことがあった2020年に開催されたこのライブを、自分が見てきた2019年末からのフォーリミを辿りながら感想を語っていきたいと思います。

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順風満帆にみえたフォーリミ

自分が見ている限りでは、フォーリミの活動は順風満帆としか言えないものでした。

2019年は過去最大規模のワンマンYON EXPOをさいたまスーパーアリーナで成功させ、その後の冬フェスでも存在感を示し2020年が明けても新年会から主催するMYSTERY TOUR、BLARE FESTにハジマザサーキットなど各種イベントへ出演と活動を緩める気配は微塵もありませんでした。

そんな中で、新型コロナウイルスの影響でMYSTERY TOURは後半のライブを中止、そして自身の主催するYON FESも一旦は延期となりながらも配信ライブを行うなど通常のライブはできずとも活動自体は継続してくれていました。

とはいえ、ほぼほぼ中止になったものの計画自体はされていた多くの夏フェスにはフォーリミの名前はなく、なにか起きているのだろうか……とファンからは不安の声も上がるようになり7月を迎える前にYON FESも中止が発表されました。

ドキュメンタリー「Teminal」の配信

そして8月、フォーリミの代表曲の一つであるTerminalの名を冠するドキュメンタリーが配信され、そこで明かされたいくつもの衝撃の事実。メンバーの体調の問題、そして本来であればYON FESを終えたあとに活動休止をする予定だったということ。

なんというか、活動休止に関してはちょっと嫌な予感が当たったなというところではあったんですけども、メンバーの体調に関しては本当に衝撃的でした。

2019年もフォーリミのライブはたくさん観ましたし、今年もMYSTERY TOURに3箇所、BLARE FESTにR.A.Dのアニバーサリー企画にハジマザにと何度も観ていたのにそこまでのことになっているのかと正直気づくことができませんでした。

GENさんちょっと調子よくないのかな、なんて思うことはあったものの季節的に乾燥する時期だしコンディションを整えるのも難しいんだろうなということでそれほど心配はしていませんでしたが、もしかしたらこれも難聴によるものだったのかもしれません。

そしてKOUHEIさんまでも、というのもまったく気づけていなかったのもあって衝撃だったし、一方でたしかにこれなら活動休止するのも仕方ないのかななんて思ったりもしました。

ただ、自分にとって大きな救いだったのは最後にフォーリミを観た、ハジマザのなんばハッチでのライブがめちゃくちゃ素晴らしかったんですよね。これが本当に大きかったなって思います。

このハジマザサーキットへの出演も、今思えば本来なら活動休止する予定だったこともあって夏のハジマザに出られないからこそだったのかもしれませんね。

そう、この本来ならするはずだった活動休止も、2020年に襲ったコロナ禍によってまた捻じ曲げられていきました。

奇跡のYON EXPO’20の開催

新型コロナウイルスの蔓延によって多くの出来事が捻じ曲げられた2020年。ほとんどが悪いことばっかりだったと思うけど、その中でも良かったと思える部分もたしかにありました。

本来であれば活動休止する予定だったフォーリミも、新型コロナによって実質的に活動休止状態に追い込まれたことで事態が好転。結果的に休養を取ることができ活動休止をせずともよくなりました。

そして地元愛知で開催されたYON EXPO’20。

会場は中部国際空港のすぐ横にあるAichi Sky Expo。YON EXPOを開催する場所としてはこれほどうってつけなところはないんじゃないかと思うくらいにベストな会場。

会場への入り口から空港の搭乗口を思わせるように、スタッフさんたちも皆スーツをビシッと決めていて。

ステージも空港をモチーフにしたセットに、フォーリミにゆかりのあるものが多く散りばめられて、なんというかもうこれだけで感動するようなものに仕上がっていました。

初日はTerminalからスタート。ドキュメンタリーもあったし、ここでこの曲から始まるというのがもうズルすぎて、すでにこの時点で泣きそうな勢いでした。

初日のライブは正直メンバーみんなが緊張もあったと思うし、演奏も拙い部分もあったんだけどでもそれこそがライブだなってこの日は思えたし、もうただただ感慨深かったです。

知らぬ間にYON EXPOの恒例になっていたらしいアコースティックコーナーはもう選曲からして最高すぎたし、瞬間瞬間がもう本当にライブを感じさせてくれました。

スタンディングではなく指定席だったし、当然のようにモッシュダイブなんて起きることはないんですけども、フォーリミの放つ生音を浴びられるってだけでもう本当に大満足でした。

ライブに飢えていた一日目を終えての二日目。二日目ともなると観る側としても昨日よりも楽しみたいと欲が出てくるというか、セットリストは昨日からどうなるだろうかとかあの曲聴きたいなとか考えるようになってきたりして。

初日を超えてのフォーリミもそれはたぶん同じような感じだったのかなって思えるくらいに、二日目はいつもどおりのライブが帰ってきたなって思えるようなステージでした。

二日目の一曲目は進む意志を見せつけるFeel。恒例のアコースティックコーナーは一日目と同じ選曲、なんだけどやっぱりHorizonのアコースティックが染みすぎて聴くの二回目でも涙が出てくる不思議。

一日目を再会の歌Terminalから始まり、二日目のラストも同じくTerminalで締め再会を誓う。なんというかこれまでのことがあってそれでも再会を願ってくれることもう頼もしくて、また会えるんだなって思うだけで嬉しいなって感じてしまいます。

声も出せない、指定席だからいつものようにはしゃぎまわることもできない。自由を奪われたライブだったけど、いまは音を受け止められるだけでも満足できる。この状況が決して良いわけではないんだけども、いまの状況でも最高に楽しめるライブをしてくれたフォーリミが最高もうなんです。

最低な世界でも少しでも良かったと思えることがあれば、それは最高な世界だったと言えるんじゃないかって、2020年は自分自身にとっても決していい年だったとは思えないけども、それでもこうやってフォーリミのライブを観ることができて、この先にはCDJやレディクレなどの年末の冬フェスにも出演してくれる。

わたしもメリロで今年の最後にフォーリミを観ることができる予定です。最後を楽しく締めくくることができたら、最低な世界だった2020年にも救いがあったかなって思いながら2021年を迎えられるような気がします。

フォーリミが活動してくれるおかげでまだまだ楽しみができましたしね、2021年にはONAKAMAも待っています。色々あったけどもこうやって活動してくれて楽しみを作ってくれる、それだけでもう本当になによりです。

今年もあと少し、まだまだ状況は改善しているとは言えないし悪化しているところもあるとは思うけども、楽しいことを楽しんでいけたらなって思います。

以上、フォーリミの活動休止とYON EXPO’20開催の奇跡したー。それではまたー。

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