2024年7月の良かったアルバム・EPを5枚紹介します!

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音源紹介2024年7月もやっていきます!

アルバム、EPから5枚をピックアップ、選考基準としては単純に良かったというのもそうですがわたしが紹介したいものを選んでいます

7月はも引き続き国内作品に良いものが多くて、日本のシーンのイケ具合に喜ぶばかりです!

それではやっていきましょう!

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Sable Hills「ODYSSEY」

もはや名実ともにメタルコア日本代表、東京を中心に活動するSable Hillsの3rdアルバムです

今作はドイツのArising Empireからのリリースとついに海外レーベルとも契約、先行で配信された楽曲からもう本当に素晴らしくって期待しまくっていたのですが、発売日を何度も延期してのついに待望のリリースとなりましたがその出来は期待を遥かに超えてきてくれました!

先行配信されたタイトルナンバーでもあるM2「Odyssey」はイントロのトレモロリフからメロイックサイン掲げっぱなしのバスドラ連打爆走、サビのクリーンもキャッチー過ぎないちょうど良すぎる塩梅、ラストのブレイクダウンはもうめちゃくちゃモッシュできてしまいどこでも腕をぶん回してしまいそうです!

CrossfaithからKoieさんを迎えたM4 「Battle Cry」

UNEARTHからTrevor Phippsを迎えたM8「No Turning Back」などフィーチャリング曲も強力なものが揃っています!

個人的には現体制一発目のリリースとなったM5「A NEW CHAPTER」がかなり推し曲ですね、Wataruさんのクリーンにめちゃくちゃ痺れました!

そして最後を締めるM11「Tokyo」はタイトルの通りバンドの故郷でもある東京への想いを歌った曲で、エモーショナルかつ和のテイストのメロディや日本語詞のアプローチも新しい一手ではないでしょうか

作品を通して本当にどの楽曲も質の良さはもちろん歌唱面、特にスクリームがめちゃくちゃレベルアップしていて本当に半端じゃない仕上がりです

国内作品、なんて言葉はとっくに必要なくなってしまった、ワールドワイドで見てもどう考えてもメタルコア史に残る名盤です!

2024年のメタルコアやラウドを語るうえで絶対に外せない一枚です、必聴です!

Earthists.「HYPERMETAL」

東京を拠点に活動するプログレッシブメタルコアバンドの新作EPです

プログレッシブメタルコアとは言ったものの今作はタイトル通りHYPERMETALという新たなスタイルをコンセプトにした作品となっています

ボカロ音楽など日本の現代ポップミュージックの要素を組み合わせつつEarthists.持ち前のテクニカルな演奏を組み合わえたHYPERMETALは完全に未来のメタルコアで圧倒的独創性から成り立っています

さらにそこに和製Sam Carter(メロシャウトで知られるARCHITECTSのボーカル)とも言われるYuiさんのメロシャウトが乗っかってくるんですからもはや文句のつけようなどありません、要所で入る日本語フレーズもめちゃくちゃフックになっていてしっかり刺さってきます

HYPERMETAL第一弾として先行でリリースされたM4「HYPERHELL」の衝撃といえば本当に凄まじかったですし、その中でもがっつりとチャグい刻みが入るのが間違いなくメタル!

鋭く刻むカッティングとリズミカルなピアノフレーズのイントロが耳に残るM1「METAHOPE」

こちらも先行でリリースされたM5「ACIDGLINT」は強烈なグルーヴとデジタリックな音像が気持ちよく狂わせてくれるこのEPでも屈指のヘヴィナンバーです!

どの曲もほぼ3分以内に収まるコンパクトさでサラッと聴けてしまう一方で、持ち前の演奏力の高さなどバンドとしてハイレベルだからこそこの作品が成立しているようにも感じます

そしてなによりこのメジャー感が良すぎるんですよね、オーバーグラウンドでもめちゃくちゃヤレる作品だと思うし、広まり方によっては世界的なメタルへ影響を与えるかもしれません、それくらいに未来を感じる1枚です

みなさんこの作品を聴いてラウド、メタルコアの未来へ一足先に参りましょう!

toe「NOW I SEE THE LIGHT」

日本のインスト・ポストロック・バンドの通算4枚目のフルアルバムです

わたし自身もそれほどインスト系のバンドは聴くわけではないのですが、だからこそ今回は紹介したいなと思いました

なかなかとっつきにくいジャンルではありますが、インスト系でしか感じられないものもたしかにあります

M1「風と記憶」はタイトル通り流れる風を感じるような一曲で、ギターでメロディを奏でるというよりも音で情景が浮かばせるような繊細な演奏が聴けます

M2「LONELINESS WILL SHINE」はボーカル入りの楽曲ですが、でも歌主体というよりもあくまで楽器の一つという感じで、声も含めて切なさ・儚さのようなものを感じさせられます

M3「TODA Y NADA」ではポストロック的な流麗で細やかなギターフレーズと、よく動くベースに跳ねるドラムが不思議なグルーヴを奏で、後半の少しずつ光が強くなっていくような展開がとても美しいです

M5「WHO KNOWS?」は女性ボーカル入りの楽曲でしっとりとしたサウンドに優しく重なる声がとても良いですし、M7「キアロスクーロ」ではこれぞポストロックな美しいギターのが聴けます、一本調子じゃないビートやドラムソロパートなどメリハリも良しです

本当にアルバム全編通してすごく世界観を感じられます、ぜひ聴いたことない人に届いてほしいなと思います

また音源でもこの美しさや繊細さは感じられるのですが、やはりこういったインスト系のポストロックはライブで聴いてこそだと思います

わたしも今年のOOPARTSで初めてtoeを観ることが出来ましたが本当に鳥肌が立つくらいに凄まじかったです

ぜひ、ぜひ聴いてみてほしいですね!

GRAPHIC NATURE「Who Are You When No One Is Watching?」

イギリスのニューメタルコアバンドの2枚目のフルアルバムとなります

このバンドの音楽的特徴は不協和音リフに強烈なグルーヴの低音にスクラッチサウンドなどなど、これでもかというくらいに詰め込んだニューメタルサウンドの強烈さにあります

SEのM1を終わると耳に残りまくる不協和音リフから始まるM2「Locked In」はエクストリームな音像に途中に入るスクラッチサウンドがいいアクセントになっています

女性の声に電子音からミステリアスに始まるM4「Human」も頭にこびりつくようなワーミーにツーステップパート、デッカい落としもあって緩急のついた曲展開が良いですね

頭からケツまでニューメタルコアの要素満載で、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さるバンドだと思います

実はSiMのイギリス公演のサポートでも出演しており、ひっそりと日本に縁のあるバンドでもあるのでそのあたりの縁で来日してくれないかなぁと密かに期待しています

実現するかはさておき、まずは一足先に世界基準のニューメタルコアを聴いておきましょう!

State Faults「Children Of The Moon」

アメリカのスクリーム・ポストハードコアバンドの4枚目のフルアルバムです、ポストハードコアと言ってもこの場合は国内でいういわゆる激情エモ・ハードコアと呼ばれるジャンルですね

この作品を聴くまでは知らなかった初見のバンドだったのですがめちゃくちゃぶっ刺さったのでぜひ紹介したいなと思います

まずはM2「Blood Moon」の激しく絶叫するさまと、そしてそれ以上に美しさを感じるアレンジに圧倒されました

しかもクリーンボーカルもいいんですよね、エモーショナルかつ透明感もあってすごく響きます

M3「Palo Santo」ではドライブ感のあるパンクサウンドでミドルテンポにずっしりと進み、後半の絶叫とエモーショナルなギターで一気に高まります

10分を超える大曲M7「No Gospel」は長尺ならではのドラマティックさもそうですが、細かいところに焦点を当てると5分ぐらいからのパートのギターがかっこよすぎて痺れますしそこからの絶叫も強烈です

またラストのM14「Bodega head」も音源は9分超え(ただしアウトロ2分くらいはほぼ曲ではないですが)の長尺曲で、こちらは半分近くをアコースティックギターで進行し、バンドサウンドが強まった後半は強烈なスクリームとクリーンで歌い上げるスケールの大きな曲でラストを締めるのに間違いない1曲になっています

いやー本当にめちゃくちゃ好きなタイプのサウンドだったので、この作品を知ることができて本当に良かったなぁと思います

メタル系とかラウド、パンク好きな人にも十分に受け入れられる音楽性だと思うのでぜひ色んな人に聴いてみてほしいなぁと思います!

まとめ

7月の音源紹介いかがだったでしょうか

国内バンドの作品が素晴らしかったこと、そして素晴らし新たな出会いなどもあって本当に充実した7月でしたね

そんな感じでそれではまた来月、以上2024年7月の良かったアルバム・EPを5枚紹介します!でしたー!

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